2024年のレギュラーシーズンも残すところ約2週間と佳境を迎えるなか、MLB公式サイトは「シーズン中に最も大きな進歩を遂げた選手」を各球団から1人ずつピックアップ。ドジャースからは山本由伸投手が選出された。
◆【ハイライト動画】山本由伸、復帰戦とは思えない“堂々たる”奪三振ショー! 3カ月ぶり登板のカブス戦で8奪三振
■危機的状況のド軍を支えるか、山本の活躍に期待
MLB公式サイトは「メジャーリーグで頭角を現し始めた有望選手から、不調を経て復活したスター選手まで、シーズン中に最も大きな進歩を遂げた選手を検討した。各チームの今シーズンの最も期待できるパフォーマンスを見てみましょう」と各球団から1人ずつを動画付きで紹介した。
ドジャースからは、10日(日本時間11日)のカブス戦で3カ月ぶりに復帰登板、4回8奪三振の力投を見せた山本が選ばれた。
選出理由には、「ヤマモトは右肩の負傷で3カ月近く欠場した後、火曜日にマウンドに復帰したが、待った甲斐があった。ドジャースは、復帰したヤマモトに何を期待すべきか正確にはわからなかったと認めたが、この日本人右投手はカブスを圧倒し、4イニングで8奪三振をマークした。ドジャースは先発ローテーションに多くの疑問を抱えているが、ヤマモトの登板は組織全体にとって大きな安堵のため息となった」とのフアン・トリビオ記者の短評が掲載された。
山本は6月15日(同16日)のロイヤルズ戦で緊急降板すると、翌日に右肩腱板損傷で負傷者リスト(IL)入り。その間、クレイトン・カーショー投手、エースのタイラー・グラスノー投手、今季11勝のギャビン・ストーン投手、ジョー・ケリー投手らドジャース投手陣が続々とケガで戦線離脱し危機的状況に陥っていた。ポストシーズンへ向け、山本の復帰がドジャースに与える影響は大きそうだ。
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