【MLB】「投手・大谷翔平」の復帰プロセスは軌道修正か 左肩の手術を受けてド軍GM示唆 米メディアも「来季開幕時の登板は期待していない」

【MLB】「投手・大谷翔平」の復帰プロセスは軌道修正か 左肩の手術を受けてド軍GM示唆 米メディアも「来季開幕時の登板は期待していない」
ドジャース・大谷翔平(C)ロイター

ドジャースのブランドン・ゴームズGMが6日(日本時間7日)、現在開催中のGM会議(テキサス州サンアントニオ)に出席。

メディアの取材に応じ、5日(同6日)に左肩手術を行った大谷翔平投手について言及した。

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■手術を受けた左肩は「回復順調」

各球団の幹部が一堂に介するGM会議は、ストーブリーグのスタートを告げる一大イベント。この会議に出席しているゴームズGMのもとには取材陣が殺到し、前日に左肩の手術を行った大谷に関する質問が数多く飛んだ。

まず、同GMは「手術を受けて、(左肩の)回復は良い方向に進んでいる」とコメント。大谷はワールドシリーズ第2戦で盗塁を試みた際に左肩を脱臼(関節唇を損傷)していたが、同GMは左肩に対する不安は払しょくできたと強調。「(脱臼したのが)ボールを投げる時に使う右ではなかったこと、スイングする時もバットをリードする右手の方ではなく、後ろ側の左肩だったことは不幸中の幸いだった」とし、春季キャンプに間に合う見込みであることに安堵した。

■「投球への影響は分からない」

ただ、「投手・大谷」の復帰時期について聞かれると、「投球への影響はまだ分からない」とし、やはり歯切れは悪かった。「彼のコンディションが良好であることを確認するためには、クリアしなければならない様々な課題がある」とした上で、リハビリについても「1~2週間単位で計画を立て、一つひとつ段階を踏んで進み、その都度しっかりと良い状態であることをチェックしながら進んでいく必要がある。だから『この日に間に合わせなければならない』ということは考えずに進める」との見解を述べるにとどめた。

大谷は昨年9月に右肘を手術。今季はマウンドに上がることなく、投手としてはリハビリに専念した。そこに左肩のケアも加わることになり、投手復帰までのプランが後ろ倒しになることは容易に想像できる。

■「復帰のタイムライン未定」

同GMの会見を受けて、米メディアも一斉に反応。「ドジャースは肩の手術を受けたオオタニがシーズン開幕時に登板することは期待していない」や「オオタニが肩の手術を受ける。マウンド復帰のタイムラインは未定」などの見出しが並んだ。

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来季のメジャーは日本で行われるドジャースvs.カブスで幕を開ける。ここで大谷がマウンドに立ち、「二刀流」完全復活を告げることを期待するファンも多かったはずだが、そのプラン実現は険しくなったようだ。

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