【チャンピオンズC】3人気以内が「必ず連対」も単勝1倍台が馬券外、穴馬激走で“3連単190万馬券”など波乱あり「高配当メソッド」

【チャンピオンズC】3人気以内が「必ず連対」も単勝1倍台が馬券外、穴馬激走で“3連単190万馬券”など波乱あり「高配当メソッド」
[過去10年]チャンピオンズカップ2024の人気傾向

今週は、第25回チャンピオンズC(GI、ダ1800m)が中京競馬場で行われる。

昨年の覇者でラストランとなるレモンポップをはじめ、JBCクラシックを制したウィルソンテソーロ、フェブラリーS覇者ペプチドナイルといったGI馬や、みやこS勝ちの3歳馬サンライズジパング、地方大井からは南関東三冠馬のミックファイアなど、ダート界の猛者が集結。

ここでは過去10年のデータから「配当傾向」を分析して、レース傾向および“儲かる買い方”をジャッジする。

◆【チャンピオンズカップ2024予想/穴馬アナライズ】大敗は「理由ありき」の反抗 レモンポップが牽引の展開で再浮上の想定“8人気”前後

■連対馬1頭は3人気以内

過去10年、1番人気が3勝、2番人気が2勝を挙げているものの、着外も多く過信はできないレース。ただし、1~3番人気が揃って馬券外に沈んだ年はなく、少なくとも1頭が必ず連対を果たしており、軸は1~3番人気から選ぶのが得策か。

1+2人気のワンツーは1回、1+3人気が1回で、毎年人気サイドが連対する一方で、もう1頭は4番人気以下が絡むことの方が多い。よって、馬連の平均配当は3547円、万馬券が2回、10倍台以下が3回、30~40倍台が4回。人気サイドが毎年連対していることを考慮すれば高め。馬単は8759円で、万馬券が4回。馬連の払い戻しの倍以上だった年は5回ある。「馬連」に加えて「馬単」で上積みを狙うのがベター。また単勝の平均配当は1320円。クリソベリルやテーオーケインズが1倍台の1番人気で馬券外に飛んだ過去を見ても、1番人気以下から本命を選ぶなら、「単勝」を握っておいてもいいシーンだ。

Advertisement


3連複の平均配当は1万5255円、100倍台が4回、200~300倍台が3回。6桁配当は1回あり、昨年の46万9320円。3番人気以内で決まった2019年を除けばそこそこオッズはつく。3連単の平均配当は10万1104円。平均以上の配当が4回で、昨年の190万馬券が平均配当を押し上げている。上述通り、連対馬の傾向を考慮すれば、3連単の期待値も大きい。

■間隔が詰まった人気サイドは微妙

1~3番人気【5.4.0.8】のうち、前走JBC組【2.2.0.8】に対して南部杯組は【2.2.0.0】とパーフェクト。日本TV盃を使って中9週だった3歳時のクリソベリルも勝利しており、人気サイドの中でも間隔が短いJBC組より、しっかり準備ができる別路線組を上位に取りたい。南部杯1着だったレモンポップは、中6週でラストランとなる今回凡走は考えづらい。一方、ウィルソンテソーロは割り引きが必要か。

4~9番人気のうち、前走地方で2番人気以下かつ2~5着だった馬は【3.1.1.7】勝率25.0%、複勝率41.7%、回収値は単勝351、複勝150とベタ買いOK。前走1着馬は【0.0.0.3】と、ここでの上積みは薄い。また前走1番人気馬も【0.0.1.5】と、地方の適性や地方での実績がある馬が多く、中央替わりで凡走しやすい傾向にある。前走中央重賞組は【0.2.2.29】で、連対馬は【0.0.0.11】。前走で賞金加算してGI出走を果たしたような馬は通用していない。むしろ3~9着は【0.2.2.15】なので前走で負けた実績馬が狙える。地方にしても中央にしても、少し負けていたような馬の方が好走傾向だ。みやこSで窮屈な競馬となり、不完全燃焼となったドゥラエレーデの巻き返しは十分ありそう。

2桁人気馬は【1.1.3.61】で、このうち前走地方組かつ今回乗り替わりがあると【1.1.1.9】複勝率25.0%、複勝回収値374をマーク。インティと武豊、ウィルソンテソーロと原優介が好走しており、厳密には手戻りと言った方がいいか。主戦・菱田へと戻るアーテルアストレアは、牝馬の激走もあることを思えば、展開次第で昨年のリベンジも。

チャンピオンズカップ2024 予想コラム一覧

特集

◆【特集】出走予定・枠順、予想オッズetc. 「レモンポップが連覇に挑む」お役立ち馬券攻略ガイド

◆【一覧】芸能人・予想家の「チャンピオンズカップ2024」本命・注目馬予想まとめ GI連勝中!気になる本命◎は?

◆【一覧】「チャンピオンズカップ2024」大口投票パトロール 金曜前売りからレモンポップ単勝“110万円”で開幕 「8人気以下」の伏兵にも高額あり

◆【回顧】ドウデュースを導いた武豊の「リスキーな判断」 オーギュストロダンら外国馬惨敗は“競技の違い”が背景に

追い切り評価

◆【追い切り診断】前走から“ガラリ一変の動き”で最高評価「S」 重苦しさなく「盤石の態勢」へ

◆【追い切り診断】リベンジ狙う一角に“高評価” 鞍上の意のまま、心身充実で「昨年とは段違い」

◆【追い切り診断】勝って勢い乗る実力馬に「B」の辛口評価 「押っつけ気味の平凡な伸び」に精神面懸念

データ分析・過去10年傾向

◆【データ攻略】レモンポップとサンライズジパングの「買い or 消し」 引退の花道か、下剋上か……その判断は

◆【全頭診断】武豊騎乗サンライズジパングは「0.0.0.8」で“消し” 騎手トレンドで「2.1.1.0」該当馬が浮上

◆【枠順】レモンポップは「2.1.0.0」で鉄板級の好枠 伏兵扱いで“馬券内率41.7%”の妙味ありの馬は?

◆【血統展望】「5.1.0.1」でレモンポップ斬りへ GI馬輩出の“トレンドの血”で下剋上へ虎視眈々

◆【前走ローテ】レモンポップは「1.1.0.0」で鬼に金棒 “4角4番手以内”なら好走期待の3歳馬

◆【チャンピオンズカップ2024予想】過去10年のレース結果・配当・血統まとめ 傾向分析に使えるお役立ちデータ

穴馬予想

◆【穴馬アナライズ】ウィルソンテソーロが人気なのに……「競馬ファンのトラウマ」が引き上げる“2桁”オッズに妙味

◆【穴馬アナライズ】大敗は「理由ありき」の反抗 レモンポップが牽引の展開で再浮上の想定“8人気”前後

◆【危険な人気馬】前走快勝も“消し” 過剰評価で妙味薄く「歴戦の猛者に通用する力はまだない」

チャレンジカップ・ステイヤーズステークス 予想コラム一覧

◆【チャレンジカップ2024予想】過去10年のレース結果・配当・血統まとめ 傾向分析に使えるお役立ちデータ

◆【ステイヤーズステークス2024予想】過去10年のレース結果・配当・血統まとめ 傾向分析に使えるお役立ちデータ

◆著者プロフィール

シャト美(しゃとみ)
馬とお酒をこよなく愛する競馬女子。シャト美の由来は、強さと美しさを兼ね備えた名馬タイキシャトルより。馬券は無駄な買い目を削ぎ落とし、少点数の馬連、馬単、ワイドがメイン。現在はUMAJIN内『競馬サロン』にて予想コラム、『SPREAD』では、シビアに馬券と向き合う「高配当メソッド」を執筆中。