JRAは28日、第25回チャンピオンズC(GI、ダ1800m)の枠順を発表した。
史上2頭目の連覇を目指しラストランとなるレモンポップは1枠2番、JBCクラシックを制したウィルソンテソーロは4枠8番、今秋から本格的にダートへ舵を切った3歳馬サンライズジパングは6枠12番から発走する。
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■コース形状により内枠優勢
本レースは中京開催となってから今年で11回目。過去10年、最多の3勝を挙げているのは3枠で【3.0.2.15】。続くのは2枠【2.2.2.14】、5枠【2.1.1.16】。1枠【0.2.2.13】と7枠【0.3.1.16】が勝ち星なしだが、2、3着が多い。
中京ダート1800mは上り坂スタートで、そこから向こう正面半ばまで上りが続くためタフなコース。また4コーナーがスパイラルカーブになっている。コース形状から、外々を回されやすい外枠はスタミナの消耗が激しく、内枠が圧倒的に有利。1~3枠は合わせて【5.4.6.42】で毎年必ず1頭は馬券に絡んでいる。脚質に偏りはないものの、逃げ先行馬は【2.1.5.10】複勝率44.4%、複勝回収値189と、6番人気以下の馬券絡みも目立つ。中団の差し馬は【3.2.0.17】で、このうち当日3番人気以内が【2.2.0.0】と、人気馬が力を発揮しやすい。
8枠は昨年レモンポップの勝利のみで【1.0.0.18】と壊滅的。人気馬は少ないが、当時単勝1.4倍のクリソベリルは4着に敗れている。勝ち星のない7枠を含めて外枠から勝ち切るのは難しいことが窺える。1~3番人気で見ても、5~8枠【1.3.2.10】勝率6.3%、複勝率37.5%、回収値は単勝23、複勝74に対して1~4枠が【5.3.1.5】勝率35.7%、複勝率64.3%、回収値は単勝167、複勝127と圧倒的だ。
レモンポップは勝ち星がない1枠だが1番人気馬が入ったことはなく、2~3枠に入った1番人気は【2.1.0.0】連対率100%を誇る。8枠から勝ち切った昨年を思えば問題にしないだろう。ペプチドナイルは今年のフェブラリーSでは、昨年のレモンポップのようなハイペースを押し切る高いパフォーマンスで制しており、渋太さならレモンポップに劣らず、2枠は好枠と言える。
穴馬の好走が目立つ本レース。6番人気以下【3.3.6.94】を枠別で見ると、8枠こそ全滅だが、他は大きな偏りがない。6番人気以下のうち、逃げ・先行馬は1~3枠なら【0.1.4.7】複勝率41.7%をマーク。ドゥラエレーデやクラウンプライドが伏兵止まりなら押さえは必須。対して追い込み勢は4~5枠が【2.1.0.9】と連対まで浮上する可能性を秘める。セラフィックコールとアーテルアストレアの一発に期待したい。
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