MLB公式サイトは27日(日本時間28日)、ナ・リーグ新人王に輝いたポール・スキーンズ投手(パイレーツ)のインタビューを公開。若き剛腕はオフの過ごし方を披露したほか、来季への意気込みなどを語った。
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■新人王&サイ・ヤング賞候補
昨季ドラフトにおいて全体1位で指名されたスキーンズ。「怪物」と称されるルーキーは今季11勝3敗、防御率1.96 、170奪三振という好成績をマーク。ナ・リーグの新人王に輝いたほか、同リーグのサイ・ヤング賞候補にも名を連ねた。
今回、MLB公式サイトのインタビューに応じたスキーンズは、新人王よりもクリス・セール投手、ザック・ウィーラー投手とともにサイ・ヤング賞のファイナリストに入ったことを重視した。
「正直なところ、サイ・ヤング賞のファイナリストになったことは、新人王よりも意味があると感じます。なぜなら、すべての投手が対象だからです。セールやウィーラーと肩を並べることができたのは非常に名誉なこと」と明かした。
また、スキーンズはオフの過ごし方にも言及。「オフに入り、数日間フロリダでミニバケーションを過ごしました。でも、彼女(体操選手で人気インフルエンサーのリヴィ・ダン)が学校に通っているので、できるだけ彼女と一緒に過ごそうとしています。周囲の人から『(旅行とか)何かやりたいことないの?』って聞かれると、『どこかに行ってもいいけど、(自由になるのは)12時間くらいしかないよ。だって朝にはトレーニングに戻らなきゃいけないから』って答えるんです。一番大事なのはトレーニングをきっちりやることです」と話し、ストイックな一面をのぞかせた。
■必要なのはチームのアイデンティ
今季のパイレーツは前半好調だったものの、8月に入り8勝19敗と大失速。ナ・リーグのワイルドカード争いからも脱落し、9年連続でプレーオフ進出を逃した。
「シーズン最後の数カ月、特に8月は多くの人にとって後味の悪いものになりました」と振り返ったスキーンズ。その上で「悪い流れを断ち切り、勝つために何をすべきか、それをより自覚できるようになれば、我々の才能はこれからもっと伸びると確信しています」と話し、チーム全体で苦い経験を糧にすると誓った。
そして「必要なのはチームとしてのアイデンティと良好なチームワークです。『誰も僕たちを止められない』とまでは言いませんが、もっと多くの試合に勝つための方法はシンプルで明確だと思っています。大きな変化を起こす必要はありません」と自信を見せた。
最後は「ドジャースやヤンキースとは少し違った方法になると思いますが、私たちは勝つつもりです」とし、チーム予算では強豪に及ばないものの勝算ありとした。
今季のメジャーにおいて、大谷翔平投手(ドジャース)との真っ向勝負は間違いなくハイライトの1つだった。来季も若き剛腕の躍動から目が離せない。
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