ポスティングシステムを利用し、メジャー挑戦を表明している佐々木朗希投手。移籍先を巡る情報が連日飛び交っているが、27日（日本時間28日）には、MLB公式サイトが「2チームの一騎打ちか」と題して記事を公開。「佐々木争奪戦」について言及した。
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■スネル獲得も23歳右腕への関心持続
ドジャースは26日（同27日）、フリーエージェント（FA）市場の超大物ブレイク・スネル投手と5年総額1億8200万ドルで合意。今オフにおいて、第1弾の大型補強を成功させた。
そして、次なるターゲットとされるのが佐々木。米複数メディアが「スネルを獲得したとはいえ、ロサンゼルスは23歳の日本人右腕に対する関心を持ち続けている」と報道している。
米専門局『MLBネットワーク』のジョン・ヘイマン記者も27日（同28日）、ドジャースが佐々木獲得に引き続き関与していると示唆。ただ、同記者は「ドジャース以外でササキを獲得できる本当のチャンスがあるのはパドレスしかない」と分析。「誰もがササキを狙っているが、おそらく彼はこの2チームのいずれかに入るだろう」と主張し、ドジャースとパドレスのマッチレースになると予想した。
■両チームにWBC優勝メンバー
ドジャースには大谷翔平投手と山本由伸投手が所属し、パドレスにはダルビッシュ有投手と松井裕樹投手がいる。4人とも2023年WBC制覇時の侍ジャパンメンバーで、メジャー1年目の佐々木にとっては心強い存在。その中でも、佐々木は特にダルビッシュを尊敬し、WBC後も連絡を取り合っているという。
一時期はドジャース入りが既定路線のように語られていたが、佐々木の代理人が先日、この“密約説”を完全否定。盟主ヤンキースのハル・スタインブレナー・オーナーも争奪戦への参加を明言するなど、ドジャース有利という情報に疑問符が付き始めている。
佐々木は大谷とともにワールドシリーズ連覇を狙うのか、同地区ライバルのパドレスで打倒ドジャースを目指すのか……。今後の動向から目が離せない。
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