ドジャースの大谷翔平投手は23日(日本時間24日)、AP通信の「年間最優秀男性アスリート」に選出された。大谷は2021年、23年に続き2年連続3度目の受賞となり、3度目の受賞はメジャー史上初の快挙となる。
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■大谷がアメリカで最も活躍したスポーツ選手に
同賞はさまざまな競技の中から受賞者を選出し、その年に最も活躍した「アメリカンスポーツ界の顔」となる選手に贈られる。
大谷はAP通信などのスポーツ記者74人による投票で48票を獲得。3度目の受賞はメジャー史上初の快挙で、2年連続受賞はランス・アームストロング(自転車)以来、19年ぶりとなる。
日本選手では、20年にテニスの大坂なおみが初受賞。大谷はエンゼルス時代の21年に日本人男性で初めて受賞した。22年は好敵手だったヤンキースのアーロン・ジャッジ外野手が選出され、22年は大谷が日本人・アジア人初の複数回受賞を果たした。
男性部門での最多受賞回数は、L・アームストロング(自転車)、タイガー・ウッズ(ゴルフ)、レブロン・ジェームズ(バスケットボール)による4度。大谷は史上最多まであと1回となった。
大谷はメジャー7年目となる今季、ドジャースへ移籍。手術の影響で打者に専念したシーズンを送り、前人未到の「50-50(54本塁打・59盗塁)」を達成した。
さらに2年連続3度目、指名打者としては史上初のMVPを満票で受賞し、2年連続の本塁打王、130打点を挙げ打点王にも輝き、チームのワールドシリーズ制覇に大きく貢献した。
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