MLB公式は24日(日本時間25日)、「ツリーの下に飾るMLBスターへのクリスマスプレゼント12選」と題した記事を掲載。クリスマスに紐づけられた記事ではMLB選手へ贈られるべきギフトが紹介されており、復活を目指すエンゼルスのマイク・トラウト外野手が名を連ねている。
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■近年は怪我により通年稼働できず
MLB公式サイトのアンドリュー・シモン記者の特集では「豊かな2025年を念頭において通達された12個のプレゼントを紹介」と記され、来季活躍が期待される選手へ贈られるべき“プレゼント”が取り上げられている。
トラウトはポスティングでメジャー移籍を目指す佐々木朗希投手に続く2番目に挙げられており、贈られるべきギフトは「600打席」だと紹介。近年は怪我によりシーズン通した活躍が見せられていない33歳には、通年稼働が求められるとしている。
記事内ではここ数年のトラウトの状況について、「世代を代表するスターがグラウンドに立てなくなるのはファン、エンゼルス、そしてもちろんトラウト自身を含む関係者全員にとって、フラストレーションの連続だった」と回顧。「27歳のシーズンに史上最高のWAR(72.5)を記録したがそれ以降は平均64試合、275打席に留まっている」と2020年シーズン以降のスタッツにも言及している。
それでも、トラウトはここまで通算378本塁打、954打点を記録し、米データサイト『ベースボール・リファレンス』が算出する通算のWARは86.2。大台超えが見える状況に「トラウトは来シーズン、キャリア最高の数字(400本塁打、1000打点、90WAR)を達成する可能性があり、彼が10年近くも野球界最高の選手だった理由を思い起こさせるだろう」と復活に期待を込めている。
2011年のメジャーデビュー以降ではワーストの29試合出場に終わった24年シーズンからの再起を目指すトラウト。エンゼルスの象徴として活躍してきたレジェンドが、かつての姿を取り戻すことができるのか。
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