ロッテからポスティングシステムでメジャー移籍を目指す佐々木朗希投手。各球団からのアプローチに基づき、次々と面談に臨んでいる。しかし、プレゼンテーション資料を佐々木陣営に提出したにもかかわらず、面談に進めていないチームも徐々に判明。米地元紙『ボストン・グローブ』は「レッドソックスは直接面談の連絡を受けていない」と伝えた。
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■「現時点でミーティングの予定なし」
熱を帯びてきた佐々木獲得レースだが、早くも明暗が分かれている。ヤンキースやメッツなどが直接面談を終える中、フィリーズのデーブ・ドンブロウスキー編成本部長は先日、「現時点で我々は面談に招待されていない。最初の情報は送信したし、プレゼンテーションをしたいという意思は相手側にも伝わっている。しかし、まだ交渉の場に招待されていない」とコメントし、失意をにじませていた。
争奪戦からの撤退を余儀なくされそうなフィリーズだが、同じくレッドソックスも面談に呼ばれていないことが判明。『ボストン・グローブ』が24日(日本時間25日)に伝えたもので、レッドソックスのクレイグ・ブレスロー編成本部長は「現時点でミーティングの予定はない。ただ、それが最終的な結論を意味するとは思っていない。私たちは獲得プロセスに参加する機会を待っているし、直接会う機会が得られることを望んでいる」と話したという。
■ドジャースやパドレスも参戦予定
23歳の佐々木は、いわゆる「25歳ルール」のもとでマイナー契約しか結べず、大型契約は不可能。チーム選択においてお金は判断材料にならないため、補強予算の少ないチームでも手に入れるチャンスがあり、メジャー全30球団が関心を示していると言われている。
ここまでで面談を終えたと報じられているのは、ヤンキースやメッツのほか、レンジャーズ、カブス、ジャイアンツ、ホワイトソックスの6球団。今後は本命視されているドジャースやパドレスに加えて、マリナーズやアストロズとの面談も控えているという。
お金を含めた条件面では、各球団ほぼ横一線。佐々木は何を判断材料にチームを選ぶのか。今後の決断に注目が集まる。
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