アメリカのスポーツ専門局『ESPN』は2000年以降のトップアスリート100を発表し、ドジャースの大谷翔平投手が62位にランクインした。
各競技でのトップアスリートが名を連ねるなか、昨年まで大谷と共闘した盟友も上位にランクインし高評価を受けている。
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■3度のMVPはメジャー2位タイ
『ESPN』が同メディアに寄稿する7万人以上から票を集め決定したランキング。62位の大谷は「2050年に調査が再び実施されるとしたら、トップ10候補に入るだろう」とMLBでのキャリア7年目であることもあり、将来的な上位進出が期待される。
そんななか、30位にランクインしたのがエンゼルスのマイク・トラウト外野手。大谷とは2018年から6シーズンにわたりともにプレーし、中心選手として上位打線を担った盟友でもある。
トラウトは3度のMVP、11度のオールスター、9度のシルバースラッガー賞など数々の実績が評価されてのランクイン。
記事内では現役では通算WAR(攻守両面での貢献度を示す指標)がトップであることに言及し、「トラウトはこんなに早く野球界の歴史的なエリートに躍り出た」とコメント。さらに、「現代のデータ分析によってその偉大さが明らかになった最初のスターとして、トラウトが総合的に優位である」と高い評価を受けている。
32歳を迎えたトラウトだが、近年は故障による離脱を繰り返し、シーズン通した活躍を見せられないでいる。記事内ではその点を指摘しつつも、「健康に過ごすことができれば、ニュージャージー州出身のこの若者は、同世代最高を超えて、史上最高の称号を狙えるかもしれない」と復活に期待を寄せている。
トラウトは今季29試合に出場し打率.220、10本塁打、14打点の成績。4月29日(同4月30日)のフィリーズ戦でひざの半月板を損傷して以来メジャー復帰を果たせていない。メジャー史に残る実績を残してきたトラウトだが、今後のキャリアで復調した姿を見ることはできるのか。
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