公式放送局『MLBネットワーク』は9日(日本時間10日)、毎年恒例のポジション別トップ10選手を公開。計10回にわたって行われる発表の第3回は捕手部門で、ブルワーズの27歳ウィリアム・コントレラスが初めてトップに選出された。
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■ベテランのリアルミュートは5位に
これは「The Shredder(シュレッダー)」と呼ばれるMLBネットワーク独自の分析システムで、統計データに基づいて現時点での選手のランキングが作成される。過去のパフォーマンスや攻撃・守備の各種指標(従来の統計と最新の高度な解析の両方)を考慮して、客観的に決定される。
捕手部門トップに選出されたコントレラスは、2020年にブレーブスでメジャーデビュー。22年には97試合の出場で20本塁打を放つなど、強打の捕手として頭角を現すと、23年にブルワーズへ移籍。昨季は155試合の出場で打率.281、23本塁打、92打点、OPS.831の好成績。2年連続のシルバースラッガー賞を獲得した。米データサイト『Baseball Reference』が算出した昨季の勝利貢献度「WAR(Wins Above Replacement)」でも4.9を記録、チームの中心的役割を担った。
ランキング2位にはアドリー・ラッチマン(オリオールズ)、同3位にはウィル・スミス(ドジャース)が5年連続のトップ3入り、同4位にはプラチナグラブ賞のカル・ローリー(マリナーズ)がランクイン。また、同5位のJ.T.リアルミュートは9年連続のトップ10入りと健在ぶりを見せた。
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