昨季はレギュラーシーズン80勝82敗で負け越し、ナ・リーグ西地区4位に終わったジャイアンツ。同地区には世界一のドジャースに加え、ダイヤモンドバックス、パドレスと強豪が揃っており、今季の地区制覇も容易ではないとされている。
7日(日本時間8日)には、アストロズからFAとなっていた41歳のジャスティン・バーランダー投手と1年契約を結び、先発陣を強化。『MLBネットワーク』の公式Xは8日(同9日)、今季の先発ローテーションを予想した。
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■バーランダー、レイのサイ・ヤング賞コンビは機能するか
昨季のジャイアンツは、メジャー30球団中19位のチーム防御率「4.10」と低迷。とりわけ先発陣は、同18位の防御率「4.22」と結果が出なかった。本拠地のオラクルパークはメジャーでも有数の投手有利な球場で、平均クラスの打線をカバーするには不十分な成績だったと言える。
『MLBネットワーク』が予想した来季の先発ローテーションは、1番手に昨季13勝を挙げたエースのローガン・ウェブ、2番手に2021年のALサイ・ヤング賞左腕ロビー・レイ、3番手にバーランダー、4番手ジョーダン・ヒックス、5番手に若手成長株のカイル・ハリソンといった布陣。
駒は揃っているようにも思われるが、レイは2023年にトミー・ジョン手術を受けて昨季ようやくマウンドへ復帰。バーランダーはまもなく42歳を迎える大ベテラン、剛腕のヒックスは昨季初めて先発へ転向するも、結果が出ずと未知数の部分が多い。
佐々木朗希投手の獲得にも動いているようだが、現状は思わしくない。先発陣が順当に結果を出せれば、西地区のダークホース的存在になれる可能性もあるが、ドジャースとダイヤモンドバックスが着実に戦力補強を続けており、今季も厳しい戦いを強いられそうだ。
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