【根岸S/データ攻略】フリームファクシとクロジシジョーの「買い or 消し」 “約40頭が連対ゼロ”該当の危険馬は

【根岸S/データ攻略】フリームファクシとクロジシジョーの「買い or 消し」 “約40頭が連対ゼロ”該当の危険馬は

今週は東京競馬場で根岸ステークス(ダ1400m)が行われる。フェブラリーSの前哨戦として施行される一戦だ。

ここでは、過去10年データからクロジシジョーフリームファクシにフォーカスしたデータを取り上げる。

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■クロジシジョーに「2.1.0.1」の買いデータ

昨年以降、安定したパフォーマンスを発揮しているクロジシジョー。重賞は地方交流重賞を含めて3度の2着と、いつ順番が回ってきてもおかしくない実力馬だ。とはいえ今回は3歳春以来となる1400m戦。はたして距離が持つのか……そんな不安を一掃するデータがこちら。

・前走カペラS2着内の関西馬【2.1.0.1】

馬券内率に換算すると75%。関西馬優勢の本レースにあって、2戦連続で関東圏のダート重賞に臨む関西馬の勝負気配は強いのだろう。数字を見れば買い一択だ。

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クロジシジョーについて補足すると、左回りは【2.1.3.1】とこちらも好成績。自慢の末脚は直線の長い東京でこそ発揮される可能性が高く、ドンフランキーをはじめとした快速馬が揃った展開もこの馬に味方しそうだ。人気盲点にある印象から、配当妙味も見込める1頭としてチェックしたい。

■フリームファクシに“連対ゼロ”の鬼門

その一方で、人気一角を占めることが濃厚なフリームファクシにはマイナスデータが浮上する。ダート1400mを使われた2戦はいずれも楽勝。再び得意条件で臨めるとなれば好勝負を期待したいところだが、今回はローテーションが鬼門となる。

・前走から中1ヶ月以内【0.0.2.42】

40頭を超える馬がこのローテーションで参戦したにもかかわらず、連対ゼロの“0%データ”に該当。年明け初戦に本レースを選択した馬との比較で好走が難しくなってしまっているのだ。

昨年12月以降、中1ヶ月以内のレースが続くフリームファクシ。連戦の疲労と関東圏への輸送競馬を考えたとき、思わぬ凡走の可能性も頭に入れておくべきだろう。

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著者プロフィール

田原基成(たはらもとなり)●競馬評論家
競馬予想の魅力を世に発信し続ける「競馬ストーリーテラー」。予想に対して謎ときに近い魅力を感じており、ローテーション・血統の分野にて競馬本を執筆。現在はUMAJIN内「競馬サロン」にてコラム【競馬評論家・田原基成のいま身につけるべき予想の視点】 執筆中。『SPREAD』ではデータ分析から読み取れる背景を紐解き、「データの裏側にある競馬の本質」を伝えていく。