今週は京都競馬場で、第119回京都記念(GII、芝2200m)が行われる。伝統の古馬GIIに楽しみなメンバーが集まった。
ここでは馬券検討のヒントとして、出走馬12頭の全頭診断を行う。
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■京都記念2026 出走予定馬全頭診断
・エコロディノス
条件戦を連勝中の上がり馬。1000m通過59秒台の淀みないペースを早め先頭で押し切った前走は着差以上の強さを感じる内容だった。京都芝は【2.0.0.0】と負け知らず。その内訳は2着に0秒6、0秒5差の圧勝で、平坦コース替わりでさらに粘りが増すことを考えると軽くは扱えない。
・エリキング
2着に入った菊花賞以来の実戦。後方待機を余儀なくされる脚質は相変わらずだが、4角8番手まで押し上げることができたのは大きな収穫と言えそうだ。非関東圏では【4.1.0.0】連対率100%。この中間はウッドで8F80秒台とテンから飛ばして入線するパターンと、ラスト1F10秒台と終いの脚を伸ばすパターンを実践しており、休み明けにめっぽう強い中内田厩舎らしく仕上がりに抜かりなし。軸候補筆頭として捉えたい1頭。
・サフィラ
牝馬限定戦のメンバーでも掲示板外が続く現状。牡馬相手のここでの変わり身は望み薄か。
・シェイクユアハート
前走中日新聞杯で待望の重賞初制覇。上がり3F33秒2の脚で突き抜けたのだから立派と言えるだろう。ただ、当時の馬場コンディションといまの京都芝はまるで別物。「勝つためには中団から後方待機」という意識が良くも悪くも出来上がったのが前走であり、ここは同じく終いの脚を活かしたいGI連対馬の名前が。ハーツクライ産駒の京都開催時の京都記念成績【0.0.0.10】も含め、消しの選択肢も考えたい1頭だ。
・ジューンテイク
フタ桁着順が続いていた昨春から一転、3着と変わり身をはたした前走中日新聞杯。芝2000mの持ち時計を更新したパフォーマンスには驚かされた。稍重の神戸新聞杯でメイショウタバルと0秒1差の2着があるように、タフな馬場コンディションはお手の物。芝2200mの成績【1.2.0.1】を見るより距離延長も歓迎で、要警戒の1頭だ。
・ドクタードリトル
5着の前走日経新春杯は好内容も、斤量55キロの恩恵と前残りの恩恵あり。斤量増+開催が進んだ京都芝で当時以上のパフォーマンスを望むのは難しいか。
・バビット
2年前の本レース3着馬だが、その後は一度も馬券内がない。ピークアウトした感は否めず、厳しい戦いが予想される。
・ヘデントール
昨年の天皇賞・春以来の実戦。近3走は菊花賞2着、ダイヤモンドS圧勝、そして天皇賞・春勝利とステイヤーとして盤石の成績を誇っている。実績はメンバー中最上位と言えるが、ここは冬場の長期休養明けという点が不安。キズナやワグネリアンといったGI馬もこのローテーションでは連対圏すら入れておらず、長距離輸送を強いられる関東馬かつ斤量59キロ、久々の中距離戦と課題は山積みだ。思わぬ凡走も想定しておくべきだろう。
・マイネルクリソーラ
休み明けの前走日経新春杯は勝ち馬と1秒以上離される惨敗。一変を望むのは酷に映る。
・メイショウブレゲ
オープン特別かつ得意の京都芝外回りでも掲示板外に敗れた前走。厳しい。
・ヨーホーレイク
GI戦線に舞い戻った昨年は2度のフタ桁着順。ただその2戦以外は馬券外がなく、自分の持ち場で安定したパフォーマンスを発揮するタイプと言えるだろう。京都芝は【3.0.0.0】と負け知らず。昨年1着と相性の良い舞台替わりのここでのノーマークは禁物だ。
・リビアングラス
前走日経新春杯は9番人気3着。前残りの展開が味方したことは間違いないが、それ以上に冬競馬が合っているのだろう。昨年の2着も含め、直線平坦の芝2200mは【2.1.1.0】と大崩れなし。ヒモ穴のゾーンでケアしたい1頭。
Winsightより一部編集・転載(2026年2月12日 18:00公開の記事)
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著者プロフィール
田原基成(たはらもとなり)●競馬評論家
競馬予想の魅力を世に発信し続ける「競馬ストーリーテラー」。予想に対して謎ときに近い魅力を感じており、ローテーション・血統の分野にて競馬本を執筆。現在は競馬メディア『Winsight』で予想コラム執筆中。『SPREAD』ではデータ分析から読み取れる背景を紐解き、「データの裏側にある競馬の本質」を伝えていく。















