第84回オークス(GI、芝2400m)の枠順が18日、JRAより発表された。
桜花賞を制し牝馬二冠を目指すリバティアイランドは3枠5番、同2着のコナコーストは5枠9番、同3着のペリファーニアは7枠14番、同4着から巻き返しを狙うクイーンCの勝ち馬ハーパーは6枠12番、前走・フローラS2着からGIでの重賞初制覇に挑むソーダズリングは5枠10番に入った。
ここでは過去10年データから、予想のヒントになる「枠順傾向」を分析していく。
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■馬券内率0%の6枠
1番人気が予想されるリバティアイランドが入った3枠は【0.0.2.17】勝率・連対率0.0%、複勝率10.5%と不振傾向にある。昨年の1番人気サークルオブライフが12着に敗れたが、13年の1番人気デニムアンドルビーが3着、14年の3番人気バウンスシャッセが3着に入っている。
[オークス(優駿牝馬)]過去10年の枠順傾向
最多タイの3勝を挙げている5枠には、コナコーストが入った。優勝した3頭は、2021年の3番人気ユーバーレーベン、15年の3番人気ミッキークイーン、14年の2番人気ヌーヴォレコルトで、3頭とも4角8、9番手から上がり34秒台の差し切り勝ち。先行馬で馬券に絡む事が出来たのは、2019年の12番人気カレンブーケドールのみ。この時は4角4番手から2着に入っている。
全く馬券に絡む事が出来ていない6枠には、ミッキーゴージャスとハーパーが入った。2021年は1番人気のソダシが8着、16年は3番人気のエンジェルフェイスが10着と、人気の先行馬が掲示板外に沈んでいる過去を持つ。先行で連勝中のミッキーゴージャスにとっては、データ上向かい風となりそうだ。
警戒したいのが、ここ3年連続馬券に絡んでいる4枠だ。昨年は4番人気ナミュールが3着、2021年は2番人気アカイトリノムスメが2着、16番人気ハギノピリナが3着、20年には13番人気ウインマイティーが3着と穴馬も好走している。今年、ヒップホップソウルとレミージュが波乱を巻き起こすかもしれない。
◆【オークス2023予想/データ攻略】想定“2桁”人気に「1.2.0.0」 GI馬と接戦演じた舞台で波乱の立役者になる
▼その他、過去10年データ傾向
◆【前走ローテ】桜花賞組の最多7勝がリバティアイランド「三冠」後押し フローラS組に“伏兵”あり
◆【脚質傾向】優勝候補は“4角7番手”以下の差し 2、3着には伏兵の先行馬が粘る歴史あり
◆【人気傾向】狙うは「ヒモ荒れ」の単勝“2桁”人気 連敗中の1人気に馬券内率75%超
オークス(優駿牝馬)2023予想コラム一覧
▼騎手データ
◆【騎手データ】リバティアイランド・川田に“連対率0%”も軸候補 買いは連対率80%のオークス男
▼穴馬予想
◆【穴馬アナライズVol.1】想定オッズ“40倍”以上の妙味 「前走で見限るのは早すぎる」
◆【穴馬アナライズVol.2】単勝“14人気”前後の爆穴 「ポテンシャルは他馬にもヒケを取らない」
◆【穴馬アナライズVol.3】前日“10人気”前後の盲点 「相手の1頭には必ず組み込んでおきたい」
◆【危険な人気馬】連対率100%の有力馬は“消し” 「今回のレースに不向きな脚質」
▼追い切り診断
◆【追い切り診断】コナコーストに迫る高評価「A」 想定“7人気”前後が「人馬一体といった雰囲気」
◆【追い切り診断】桜花賞の好走馬に不満「B」評価 「肝心の反応面がいまひとつ」
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◆【追い切り診断】連対率100%の実力馬に最高評価「S」 「2400m戦も問題なくこなせそう」
▼データ攻略
◆【データ攻略】「28戦11勝」で目論むリバティアイランド超え “最強のジョーカー”がひと泡吹かす
◆【データ攻略】想定“2桁”人気に「1.2.0.0」 GI馬と接戦演じた舞台で波乱の立役者になる
◆【データ攻略】牝馬三冠馬も該当する「2.1.0.0」 “不安要素ほぼゼロ”で挑む樫の女王の座
◆【データ攻略】前走・重賞勝ち馬はノーマーク禁物 “1分58秒台”が証明するGI激走率6割超
◆【WIN5予想】メインは“リバティアイランドに迫る”末脚自慢も候補 新潟11Rはダ経験馬で「一点突破」
▼血統傾向
◆【血統傾向】距離延長で重賞好走馬に食指 種牡馬データが示す「スタミナ」に期待
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文●SPREAD編集部