トレード期限を経て、王者ドジャースにとって最大脅威となったナ・リーグ球団は?米スポーツメディア『The Athletic』が投げ掛けた問いに対し、多くの関係者が「フィリーズ」と回答した。今夏はジャイアンツから安打製造機ルイス・アラエス内野手を獲得し、打線を強化。ドジャースのワールドシリーズ3連覇を阻む一番手に浮上した。
◆「ベッツは恐らく衰えてしまった」守備は優秀でも……打撃の低下を補い切れず 地元メディアが議論「未来の遊撃手を探し始めるべき」
■複数コンバートを断行
王者ドジャースはトレード期限で最強左腕タリク・スクーバル投手を獲得するなど、ワールドシリーズ3連覇へ向けてロースターを強化した。一方でカブスやパドレスなどナ・リーグのライバルたちも大型補強を敢行。秋の戦いに向けて、戦力アップに努めた。
そうした中、『The Athletic』が投げ掛けた「トレード期限を経て、ドジャースの脅威となったナ・リーグ球団は?」という質問に対し、多くの球団関係者はフィリーズの名前を挙げた。
フィリーズは先日、2022年から24年まで3年連続首位打者のアラエスを獲得。今季もナ・リーグ打率部門でトップに立つ好打者を加え、強力打線のさらなるパワーアップに成功した。
ただ、チームはアラエスの獲得によって、複数ポジションでのコンバートを余儀なくされた。アラエスが二塁を守ることで、二塁手を務めていたブライソン・ストット内野手が三塁、三塁手のアレク・ボーム内野手が一塁へ移った。そして、23年から一塁手へ転向していたブライス・ハーパー内野手を以前の右翼手へ再コンバートした。
■既成概念にとらわれない
多くの関係者が評価したのは、アラエス獲得そのものよりも、このタイミングで大胆な変化を断行した“勇気”だった。
ライバル球団の幹部は「彼らは既成概念にとらわれていない。『三塁手や右翼手が必要だ』と言うだけで終わらせない。もし適任者が獲得できなかったらどうする? 『ああ、残念。仕方ないね』であきらめるか? それともフィリーズのように不慣れな状況に身を置くことを覚悟しても、打開策を採用するかだ」とし、レギュラー3人にコンバートを求めたチームの決断を称えた。
大胆なコンバートにより、アラエスを生かす道を選んだフィリーズ。投手陣も揃っているが、現在はナ・リーグ東地区で2位。首位ブレーブスとのゲーム差は大きく、ワイルドカードでのポストシーズン進出が現実的なターゲットとなっている。
◆【動画アリ】ハーパーが4年ぶりの外野手復帰、恒例の“スタンドへ最敬礼”に実況興奮「いつも彼はこうしていた」 安打製造機アラエス加入で内野再編
◆千賀滉大、救援へ配置転換も……渡米後初の“100マイル超え” 指揮官は勝ちパターンでの起用を明言「終盤を任せる投手として通用する」
◆トレード期限の敗者は……「ヌートバーの獲得に留まったDバックス」 米メディアが総括「唯一の補強が4番手外野手」と厳しく指摘




















