第100回全国高校野球選手権大会で快進撃を続ける秋田の金足農業は、8月18日に行われた準々決勝で滋賀の近江を破って34年ぶりのベスト4進出を果たした。
1点ビハインドの九回裏にスクイズで走者2人が生還する劇的なサヨナラ勝ちに、秋田出身で千葉ジェッツに所属する田口成浩選手も「甲子園の凄さ、野球の凄さ、そして金足農業の凄さを肌で感じました」と興奮気味にインスタグラムを更新した。
逆転を信じる大声援に鳥肌が止まらず
現在はプロバスケットボールの世界で活躍する田口選手だが、中学までは野球部で白球を追いかける野球少年だった。
「人生初の夢の甲子園」の題で阪神甲子園球場の写真をアップすると、球場内の様子や勝利した金足農ナインが応援団のいるスタンドへ挨拶に来る動画を公開した。
劇的な逆転3ランで横浜(南神奈川)を下し勝ち上がってきた金足農のミラクルを信じて、球場では最終回の攻撃に向かう選手たちに大声援が送られていた。
その雰囲気を思い出し「鳥肌が止まらなかった」と綴る田口選手に、ファンからも「あの逆転は見てて鳥肌たちました!」「金足ナインの最後まで諦めない気持ちと、心から野球を楽しんでいる姿に勝利の女神が微笑みましたね」「秋田もお祭り騒ぎです!試合の時間になるとスーパーには人がいなくなり、店内はラジオがっ!」と興奮気味のコメントが寄せられている。
「甲子園の魔物ってのも少し意味が分かった気がします。8回9回に入った時のあの球場中が金農を鼓舞する手拍子、声援、近江高校を包み込んでしまうかのような感じ、あの雰囲気は鳥肌が止まんなかったです。感無量です」
レジェンド始球式で34年前に金足農を破った桑田真澄と“再会”
金足農は史上初の決勝進出を懸けて日大三(西東京)と準決勝で対戦する。
その試合で始球式を務めるのは34年前にPL学園の一員として金足農と対戦し、八回裏に逆転2ランを放って『金農旋風』を止めた桑田真澄さんだ。
今年の甲子園は100回記念大会の特別企画として、過去に甲子園を沸かせた選手たちによる『レジェンド始球式』が行われており、開幕日には松井秀喜さんが母校・星陵の選手たちの前でマウンドに立ったことが大きな話題を集めた。
金足農は桑田さんの目の前で34年前に成し遂げられなかった決勝進出を果たせるか。
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