【甲子園】大阪桐蔭・中川卓也が流した涙…「周りのみんなが支えてくれた」

8月21日に行われた第100回全国高校野球選手権大会で、大阪桐蔭(北大阪)が金足農(秋田)を13-2で破り、4年ぶり5度目の夏制覇と史上初となる2度目の春夏連覇を達成した。

選手たちが100回目の甲子園で新たな歴史を作ったことに笑顔を見せるなか、大阪桐蔭の中川卓也主将は誰はばかることなく大泣きした。

そこには1年前の夏から続く甲子園との因縁があった。

ベースを踏めなかったミスからサヨナラ負け

大阪桐蔭は2017年の春のセンバツ決勝でも、史上初となる履正社との大阪対決を制して優勝。春夏連覇を期待されて数か月の夏の甲子園に乗り込んだ。

この年も大阪桐蔭には優秀な選手がそろっており、連覇も十分狙えると期待されていた。

しかし、仙台育英との3回戦で大阪桐蔭は苦戦を強いられる。2年生ながら先発マウンドを任された柿木蓮投手が相手打線を抑えるものの、仙台育英も堅い守備で得点を許さずスコアが動かないまま試合は進む。

それでも八回表に大阪桐蔭は中川卓也選手の適時打で先制に成功し、見る者に「やはり王者桐蔭か」と底力を感じさせた。

八回裏もピンチをしのいで無失点に抑え、いよいよ九回裏を抑えれば勝ちというところまでこぎつける。その九回裏も柿木投手はあっさり2アウトを奪った。

しかし、2アウトから安打と盗塁を許して四球も重なると、流れが仙台育英に傾き始める。

続く打者を平凡なショートゴロに仕留めてゲームセットかに思われたが、一塁手が慎重になりすぎるあまりベースを踏みそこない、打者走者はセーフの判定になる。その時の一塁手が、中川選手だった。

最後の打者を打ち取った安堵感から一転、2アウトながら満塁の大ピンチを迎えた。その動揺が鎮まらないなかで投じた柿木投手の球は甘いコースに吸い寄せられ、左中間へのサヨナラ2点適時打になった。

春夏連覇だけを目指してやってきた1年間

自分のミスで先輩たちの夏を終わらせてしまったと悔やむ敗戦から1年。中川選手は主将として甲子園に戻ってきた。エースナンバーを着けるのは昨夏にサヨナラ安打を打たれた柿木投手だ。

悲願の春夏連覇を達成した中川選手は笑顔で優勝インタビューに現れ、この1年を振り返り「自分のミスで悔しい負け方をしてそこから始まった新チームだったので、春夏連覇という強い気持ちだけを持って1年間やってきました。本当に嬉しく思います」と力強く語った。

西谷浩一監督が話した「中川が作ったチーム」という言葉について問われると、言葉を詰まらせ「自分が作ったチームというよりは周りのみんなが支えてくれて、自分をキャプテンとして受け入れてくれたおかげでここに立っていられるので、本当に感謝したいです」と声を震わせた。

その姿に高校野球ファンからも「立派な立派な大阪桐蔭のキャプテン、重圧によく耐えた」「2017年大会からの1年間の気持ちとか優勝までの道のり考えると、本当におめでとうって思いになる」など、暖かい言葉が贈られている。

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