【CBC賞/騎手データ】想定“8人気”前後に騎乗の若手J 中京芝1200mは「走らせ方をよく知っている」

 

【CBC賞/騎手データ】想定“8人気”前後に騎乗の若手J 中京芝1200mは「走らせ方をよく知っている」

2日は中京競馬場でサマースプリントシリーズの2戦目にあたるCBC賞(GIII、芝1200m)が開催されます。

基本的に中京競馬場の改修後となる、2012年以降の過去レースを集計対象としますが、京都競馬場の大規模改修に伴う開催日割り変更のため、CBC賞は2020年が阪神、21年・22年は小倉で開催。

そのため2012年から19年の過去8年分の過去データを基に、気になる騎手データを見ていきます。

◆【追い切り診断】エイシンスポッターを上回る「S」の最高評価 「秋GIへ向け仕上げに余念なし」

■川田将雅騎手はデータ上買い

今年のCBC賞に騎乗する騎手の中で、2012年から19年にかけて騎乗経験があるのは7騎手。各騎手のデータは次の通りです。

2012~19年のCBC賞騎手別成績

2012~19年のCBC賞騎手別成績

表から一目瞭然ですが、集計期間内で連対経験があるのは川田将雅騎手のみですね。

2018年に4番人気アレスバローズで1着、翌19年は同馬で7番人気と、同一の騎乗馬で2年連続の連対があります。

注目は騎乗馬の性別と前走出走距離で【川田将雅騎手】×【牡馬】×【前走1200m戦出走】の組み合わせは【1.1.1.1】で連対率50%、複勝率75%。

これは今年のCBC賞で騎乗予定のディヴィナシオン(牡6、栗東・森)にとっては追い風となるデータ。前日17時時点6番人気なら配当的な妙味もありますね。ただし、ディヴィナシオンは元からムラ駆けの傾向がありますのでその点だけはご注意を。

■団野大成騎手に激走傾向あり

過去データだけではどうしてもサンプル不足感が否めず、ここからは2012年以降かつ中京芝1200m戦かつオープン以上のレースに集計対象を広げ、各騎手のデータを見ていきます。

2012年以降中京芝1200m戦(OP以上)の騎手別成績

2012年以降中京芝1200m戦(OP以上)の騎手別成績

集計対象を広げたことで、この舞台かつこの条件で成績的に優れる騎手が段々と見えてきました。

まず取り上げるのが今年GI初勝利を挙げた団野大成騎手です。

2022年セントウルSを6番人気ファストフォースで2着、今年のシルクロードSは10番人気ファストフォースで2着、そして同馬で高松宮記念を12番人気で優勝と、3度の連対があります。

ファストフォースの頑張りと言えばそれまでなのですが、中京芝1200m戦の走らせ方をよく知る騎手と考えて良さそうですね。

なお、牝馬では【0.0.0.5】、牡馬では【1.2.0.1】ですから牡馬へ騎乗時はチャンスあり、と判断できるかもしれません。

同騎手は今年のCBC賞で前日17時時点9番人気の牡馬ジャスパークローネ(牡4、栗東・森秀行厩舎)に騎乗予定。ファストフォースのような激走が尾張の地で再び見られるのか注目です。

■松山弘平騎手は2人気以上なら

続いて集計対象期間で最多タイとなる騎乗数を誇る松山弘平騎手のデータを見ていきます。

今年の高松宮記念は2番人気ドリームバレンチノで2着、2016年の高松宮記念は2番人気ミッキーアイルで2着などの好走歴がある同騎手ですが、見極め方は簡単です。

・1~2番人気【2.2.0.1】連対率80%
・3番人気以下【0.0.0.18】連対率0%

2番人気以内ならGIでも信用できますが、3番人気以下なら“切り”が正解ですね。

そんな松山弘平騎手が跨るのが前日17時時点7番人気の条件馬サンキューユウガ(牡7、栗東・西村真幸厩舎)。さすがに当日2番人気以上に推されるのは厳しそうですね。

最後に当日も単勝オッズ1倍台の断然人気に推されそうなマッドクール(牡4、栗東・池添学厩舎)に騎乗予定の坂井瑠星騎手ですが、この舞台かつこの条件では人気馬に跨ったことがなく、データ上の判断がつきません。

ただし、2012年以降、重賞で1番人気の場合は【3.2.1.1】の勝率42.9%、連対率71.4%ですから割り引く必要は一切ないと考えます。

以上、CBC賞の気になる騎手データでした。データ注目騎手は川田将雅騎手と団野大成騎手です。両騎手とも伏兵馬に跨りますので、一発に期待してみてください。

ラジオNIKKEI賞 予想コラム一覧

◆【穴ライズ】想定“10人気”前後の盲点 「近走の成長ぶりは見逃せない」

◆【穴ライズ】前日オッズ“10倍”以上の妙味 「グラニットが飛ばす展開なら」

◆【WIN5予想】メインは“想定2桁”の先行3頭で高配当狙い CBC賞は実力重視の「一点突破」

CBC賞2023 予想コラム一覧

▼追い切り診断

◆【追い切り診断】エイシンスポッターを上回る「S」の最高評価 「秋GIへ向け仕上げに余念なし」

◆【追い切り診断】マッドクールに迫る高評価は前走大敗馬 「若々しい脚力を大いにアピール」

◆【追い切り診断】重賞“初出走”でも「A」の高評価 「前走より格段にいい状態で勝ち負けも」

◆【追い切り診断】重賞3着で注目の人気馬が辛口「B」 「時計と終いの伸びはインパクト不足」

▼データ攻略

◆【データ攻略】人気落ち確定の刺客に「2.2.0.0」 “間違いなく買い”のタイミングで馬券的妙味は十分

◆【データ攻略】重賞初V狙う一角は“勝率100%”条件に該当 「見逃し厳禁」3走前のパフォーマンス

◆【データ攻略】「押さえておくべき」6歳馬の一角 「2.1.0.2」の数字に隠された濃厚な中身

◆【データ攻略】前走2桁着順でも“データ派は買い”の一手 「4.1.1.2」該当の穴馬が急浮上

▼血統傾向

◆【血統傾向】“勝率46.2%”が示す重賞初制覇の可能性 「突き抜ける確率は高い」

◆【血統傾向】「4.2.0.8」のデータで急浮上 期待度は「夏競馬で一気に跳ね上がる」

▼穴馬予想

◆【穴ライズ】単勝オッズ“2桁”想定の刺客 「開幕週の馬場で再浮上」

◆【危険な人気馬】重賞初制覇を狙う4歳馬は“消し” 中京での「レース展開に泣く」

▼その他、過去10年データ傾向

◆【脚質傾向】開幕週でも“差し・追込”優位の中京開催 マッドクールは2、3着止まりか

◆【前走ローテ】人気のマッドクールに“黄信号”か 前走OP・L組の「買いと消し」データとは

著者プロフィール

伊藤大輔(いとうだいすけ)●「UMAJIN.net」編集部
秋田県生まれ。スポーツ関連書籍出版社、競馬専門紙の勤務を経て、現在はUMAJIN .netでライティング、競馬データ解析等を担当。『SPREAD』では主観的要素の強い「馬体解析」と客観的なデータの蓄積である「騎手データ」から、注目すべき馬と騎手を取り上げていく。

izukawaya