今週は京都競馬場でマイルCS(芝1600m)が行われる。春のマイル王・ソングライン不在で混戦ムード漂う一戦。前年の勝ち馬セリフォスとこの路線の上位馬シュネルマイスター、前哨戦の富士S勝ち馬ナミュールあたりが人気の中心となりそうだ。
ここでは、過去10年データから京都開催の2010~19年を対象に、シュネルマイスターとセリフォスにフォーカスした「100 or 0%」データを取り上げる。
◆【マイルチャンピオンシップ2023予想/データ攻略】「80 or 0%」該当は富士S組2頭 「偶然では済まされない相性」
目次
■シュネルマイスターに該当の10年連続馬券内データ
3歳時からマイル路線の中心馬として安定したパフォーマンスを続けるシュネルマイスター。近2走はいずれも3着と連対圏まで届いておらず、テンにいけない脚質も顕著になりつつあるが、データ面での好材料は存在する。
・京都芝外回り1600mの連対歴あり→10年すべて馬券内
エイシンアポロンやダノンシャーク、ミッキーアイルといった歴代勝ち馬もこれに該当。京都外回りは京都外回り巧者を狙う、というセオリー通りの傾向が出ていたのだ。
なお、京都競馬場は2020年11月から大規模改修工事に入り、今年の4月まで開催が行われることはなかった。必然的に京都外回り経験馬の数は減るわけだが、シュネルマイスターは京都外回り芝1600mのマイラーズCを勝利。出走馬中唯一の当舞台連対馬である以上、実質的に”100%該当馬”と捉えられるだろう。約2年半ぶりのGI獲りに向けて、機は熟した。
■前年覇者セリフォスにのしかかる【0.1.0.10】のマイナス材料
その一方で、危険な人気馬の可能性が浮上してしまうのがディフェンディング・チャンピオンのセリフォスだ。今年6月の安田記念ではシュネルマイスターに先着。京都芝外回りの当レースを制した父ダイワメジャーの再現を期待したくなるが……ここではその血統が足かせとなる可能性が浮上してしまう。
・ダイワメジャー産駒の成績【0.1.0.10】
11度の出走機会で馬券内はわずか一度。カレンブラックヒル、コパノリチャード、レーヌミノルなどGI馬も多数出走したが、1頭たりとも勝利に手は届いていないのだ。
ダイワメジャー産駒について補足すると、京都芝外回り1600m重賞での勝利自体がたったの一度しかない(2018年デイリー杯2歳Sのアドマイヤマーズ)。セリフォスが当舞台を経験していたら話は変わっていたのかもしれないが、経験値の部分で不安要素が発生しているのは事実だ。産駒にとって鬼門の舞台で勝ち切るのためのハードルは決して低くない。
マイルチャンピオンシップ2023 予想コラム一覧
馬券攻略ガイド
◆予想に役立つ馬券攻略ガイド/出走予定・枠順・オッズetc. 「GI馬2騎を上回る追い切り評価『S』出現」
騎手データ
◆【騎手データ】勝率57%の“穴メーカー”に要警戒 ルメールJと川田Jは相手まで
追い切り診断略
◆【追い切り診断】シュネルマイスターを上回る「S」の最高評価 「V意識の絶好気配」
◆【追い切り診断】ソウルラッシュに並ぶ高評価の実績馬 「実戦に直結する稽古内容」
◆【追い切り診断】セリフォスに並ぶ高評価でGI奪取へ 「この相手でも勝ち負け期待」
◆【追い切り診断】人気GI馬が辛口「B」評価 「前走の反動か……半信半疑の状態」
データ攻略
◆【データ攻略】「80 or 0%」該当は富士S組2頭 「偶然では済まされない相性」
穴馬予想
◆【穴馬アナライズ】「前走は参考外、一発の可能性は十分」 単勝オッズ“30倍”前後の爆穴
◆【穴馬アナライズ】「潜在能力はGI級、マイルで素質開花か」 前日“10人気”前後の盲点
◆【穴馬アナライズ】「前走内容から、ここも軽視はできない」 想定オッズ“2桁”の妙味
◆【WIN5予想】シュネルマイスターは“消し” 穴馬「一点突破」のWIN4がカギ
◆【危険な人気馬】「ローテも血統も勝率0%のWパンチ」 前哨戦Vの一角は“消し”判断
血統予想
◆【血統予想】想定4人気以下に単複回収値「100超え」 父と母に宿る”京都の鬼”
11/18~19 重賞全頭診断
◆【マイルチャンピオンシップ】想定3人気以下に「4.0.1.1」 “馬券内率83%”該当の軸候補
◆【東京スポーツ杯2歳ステークス】「ソールオリエンス級」の怪物候補 来年のクラシック見据える出世レース
枠順傾向・ローテ・脚質・過去10年データなど
◆【枠順】内外イーブンも人気一角の明暗分かれる “連対率50%”該当馬は……
◆“GIレベル”オルフェ産駒ソーヴァリアント 兄を凌ぐ屈強な男へ
◆【人気傾向】ソウルラッシュに“黄信号” 4人気以下「5勝3着7回」でヒモ荒れ注意
◆【脚質傾向】連対馬12頭に“馬券内ポジション” 阪神と京都の違い
◆【前走ローテ】セリフォスは“馬券率60%” ぶっつけでも狙える理由とは……
◆芸能人・予想家のマイルCS本命・注目馬予想まとめ 「エリ女王杯の的中者は?」
著者プロフィール
田原基成(たはらもとなり)●競馬評論家
競馬予想の魅力を世に発信し続ける「競馬ストーリーテラー」。予想に対して謎ときに近い魅力を感じており、ローテーション・血統の分野にて競馬本を執筆。現在はUMAJIN内「競馬サロン」にてコラム【競馬評論家・田原基成のいま身につけるべき予想の視点】 執筆中。『SPREAD』ではデータ分析から読み取れる背景を紐解き、「データの裏側にある競馬の本質」を伝えていく。















