第68回オールカマー(GII、芝2200m)の枠順が23日、JRAより発表された。
前走の宝塚記念で3着に入った三冠牝馬デアリングタクトは6枠8番、前走・チャレンジCを制したソーヴァリアントは4枠4番、前走の鳴尾記念で重賞初制覇となったヴェルトライゼンデは4枠5番、前走の天皇賞・春の3着からの巻き返しを狙うテーオーロイヤルは7枠10番に入った。
本レースは2014年に新潟競馬場で開催されている。ここでは過去10年に中山で開催された2200mの重賞データを条件に「枠順傾向」を分析していく。
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■人気馬に追い風
1番人気が予想されるデアリングタクトが入った6枠は【6.1.4.47】勝率10.3%、連対率12.1%、複勝率19.0%となっている。先週のセントライト記念では、同枠の3番人気ガイアフォースが優勝、アメリカンJCCでは4番人気ボッケリーニが3着に入っているように同舞台の重賞レースでは4戦連続して馬券圏内と好調だ。ただ、馬券圏内に入ったのは3、4番人気に推されていたが、昨年のオールカマーでは1番人気レイパパレがクビ差で4着と馬券に絡むことが出来ていない。
上位人気が予想されるソーヴァリアントとヴェルトライゼンデが入った4枠は【4.4.5.36】勝率8.2%、連対率16.3%、複勝率26.5%となっている。同枠に入った4歳牡馬の成績は、【0.2.2.0】と複勝率100%なだけに該当するソーヴァリアントには、期待したい。
また、ヴェルトライゼンデに騎乗する戸崎圭太騎手は、先週のセントライト記念で同枠の6番人気ラーグルフで5着に、2020年のオールカマーでは5番人気センテリュオを1着と人気以上の着順に導いている。また、同騎手は、騎乗した2017年・19年・20年のオールカマー2着・3着・1着と3連続で馬券圏内に導いているだけに好走を期待できそうだ。
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文●SPREAD編集部