【オールカマー/追い切り診断】デアリングタクトを上回る最高評価「S」 絶好の調教内容で「明らかに前走時以上」

■ヴェルトライゼンデ

【中間調整】不治の病とされる屈腱炎を克服し、今年6月の鳴尾記念で1年4カ月ぶりに復帰。前向きな気性ではあるが、さすがに実戦勘がどうかという周囲の見方を嘲笑うかのような快勝で自らの復帰を祝っている。その後は脚元のこともあり続戦を選ばず、秋まで休養。8月28日に栗東へ戻り、オールカマーに向けての調整が進んでいる。前走以上とも言える丹念さで坂路調整を重ね、2週前の時点で強い負荷を与えるのは前走時同様。1週前追いでは調整役の水口騎手が騎乗し、稽古駆けする快速オープン馬ジャンダルムを追走するという、意欲的な内容をこなした。さすがに遅れはしたものの、4F51秒2(一杯)と時計は申し分なし。

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【最終追い切り】1週前で目一杯の負荷を掛けられており、これが実質の最終追いだった。レース当週は無理をさせなかったが、集中し前向きさにあふれる走りを見せ、気合いを入れられたラストでさらに鋭伸。結局4F全体は1週前より速い51秒1(強め)で、騎乗者が前週より体重の重いい助手だったことを考えると、絶好の調教内容だったと言える。

【見解】脚元のことがあり、続けて使うにはやや不安を抱えている状況。今回の攻め気配も天皇賞・秋やジャパンCは考えていないかのような一戦必勝感がある。体の張りや動きは明らかに前走時以上だし、実戦勘で言っても16カ月ぶりだった前走時と比較して明らかにいい状態で臨めるだろう。勝ち負けになる。

総合評価「S」

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著者プロフィール

西村武輝(にしむらぶこう)●フリーライター
競走馬の追い切り評価を専門として、ネットメディア中心に執筆を続けているフリーライター。現在、UMAJIN.net「競馬サロン」においては毎週の重賞出走全頭のレポートを執筆、担当。またプロレス関連業界にも関わっており、週刊プロレスや書籍等への寄稿歴もある。


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