18日に阪神競馬場で行われる第28回マーメイドS(GIII、芝2000m)のデータを紹介する。
昨年の覇者で有馬記念などのGI経験も豊富なウインマイティー、福島牝馬S2着のビッグリボン、中山牝馬S2着のストーリア、前走で2勝クラスの紫野特別の勝ち馬ゴールドエクリプスらが出走予定。
ここでは過去10年データから、予想のヒントになる「前走ローテ」を分析していく。
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■重賞組以外が波乱を演出
過去10年で最多5勝は前走・パールS(3勝クラス)組だが、2020年の新潟開催を最後に施行されていない。しかし、3勝クラス、オープン、リステッド競走組が好走する傾向は続いており、昨年は前走・メトロポリタンS(L)4着のウインマイティーが10番人気で制し、前走・都大路S(L)4着のソフトフルートが3着に入った。
2021年も前走・寿S(3勝クラス)14着からシャムロックヒルが10番人気で制し、同4着だったクラヴェルが5番人気で2着。重賞組以外の好走例が多い。
パールS 【5.1.1.19】 勝率19.2%、連対率23.1%、複勝率26.9%
大阪城S 【1.1.0.1】 勝率33.3%、連対率66.7%、複勝率66.7%
下鴨S 【1.0.0.3】 勝率・連対率・複勝率25.0%
メイS 【1.0.0.2】 勝率・連対率・複勝率33.3%
メトロポリタンS 【1.0.0.1】 勝率・連対率・複勝率50.0%
寿S 【1.0.0.0】 勝率・連対率・複勝率100.0%
前走クラス別の成績を見ると、3勝クラス組は【7.3.1.49】、オープン組は【2.1.1.9】、リステッド競走組は【2.1.1.3】。前走・重賞組は【0.3.6.42】と優勝例がなく、ハンデ戦らしい傾向が見られる。
昨年の覇者ウインマイティーは京都記念6着から参戦。昨年の同ローテからマリアエレーナが2着に好走したが、データ上は強く推せない。重賞組は【0.2.1.22】と3頭が馬券に絡んでいる前走・福島牝馬S組が狙い目か。今年は前走・福島牝馬S2着のビッグリボン、同12着のホウオウエミーズが参戦する。
重賞組以外の一発狙いなら、単勝回収値「160」を誇る前走・3勝クラス組か。前走・サンシャインS(3勝クラス)1着のビジン、前走・シドニーT(3勝クラス)4着のランスオブアース、同7着のヒヅルジョウが出走予定。このほか、今年は前走・2勝クラスから挑む馬は多いが、過去10年で【0.2.1.16】の成績では、あくまで押さえまで。
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文●SPREAD編集部