■バラジ
前走の目黒記念は、2番手からレースを進め、抜群の手応えで直線に向いたものの、ゴール直前で後続の強襲に遭い6着に敗れた。ただ、3着のサリエラからは0秒3差、5着のプラダリアからも0秒1差と、今回の上位人気勢とはほぼ互角の走り。重賞初挑戦に加え、初の2500m戦だったことを鑑みれば、よく健闘していると言っていいだろう。
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デビュー当初はマイル前後を使われていたものの、現状は2000m前後が最も力を出せるフィールドで、2000mから2200mまでは6戦して馬券外なしの【3.2.1.0】。前走から500mの距離短縮は、この馬にとってプラスに働くはずだ。
3カ月ぶりの休み明けだが、これまで鉄砲成績が【2.0.0.0】と、いきなりから力を出せるタイプなので問題なし。さらに今回は確たる逃げ馬不在で、上位人気勢も後方からレースを進める馬が多いだけに、道中スローになる公算大。決め手勝負になると分が悪いので、積極的な競馬でそのまま押し切りたいところだ。
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著者プロフィール
山田剛(やまだつよし)●『SPREAD』編集長
元・競馬月刊誌の編集長で、現在はスポーツの未来を読みとくメディア『SPREAD』の編集長。1995年マイルCSの16番人気2着メイショウテゾロの激走に衝撃を受けて以来、穴馬予想を追求し続けている。「ウマ娘」はゴールドシップ推し。