【アルゼンチン共和国杯/脚質傾向】ゼッフィーロの取捨は”出走頭数” 今年はハイかスローか

 

【アルゼンチン共和国杯/脚質傾向】ゼッフィーロの取捨は"出走頭数" 今年はハイかスローか

11月5日に東京競馬場で行われる第61回アルゼンチン共和国杯(GII、芝2500m)のデータを紹介する。

同コースの目黒記念勝ち馬ヒートオンビート、その目黒記念を逃げて2着好走のディアスティマ、昨年の2着馬で約11カ月ぶりのレースとなるハーツイストワールらがエントリー。5戦連続で上がり最速をマークしているゼッフィーロは火曜時点で除外対象だが、出走が叶えば有力候補となる。

ここでは過去10年のデータから予想のヒントになる「脚質傾向」を分析していく。

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■頭数が多ければ持続力勝負になりやすい

過去10年、逃げ【0.0.0.10】、先行【5.3.3.29】、差し【5.6.5.451】、追込【0.1.2.47】。勝ち星を先行馬と差し馬で分け合っており、近4年は先行馬の勝利が続いている。しかし逃げ馬が結果を出せていない通り、極端な前残りはあまりない傾向で、どちらかと言えば差し優勢。複数頭、馬券に絡んでいる年が多いのも差し馬である。

頭数別にチェックすると、18頭立てで行われたのは過去5回。その場合は極端なスローペースにはなりづらく、5回のうち4回が1000m通過59~61秒前半だった。その一方で、12~16頭立てで行われた5回中4回が1000m通過62~63秒台。フルゲートでの施行が濃厚な今年は極端なスローペースにはならず、瞬発力というよりは持続力、そしてスタミナが要求されそうだ。

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淀みない流れを想定したとき、持ち味が活きそうなのはスローで差し損ねた馬たち。スローの瞬発力勝負になった目黒記念、メトロポリタンSであとひと押しが足りなかったゼッフィーロ、東京コースの3勝クラスで3着が続いたが、ペースが流れた六社Sを勝ち上がったチャックネイトあたりが台頭してきそうだ。また、久々さえクリアできればハーツイストワールも昨年の再現があってもいいだろう。

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文●SPREAD編集部