【ジャパンC/穴ライズ】「上昇度はナンバーワン、一角崩しの刺客」 単勝オッズ“15倍”以上の妙味

 

【ジャパンC/穴ライズ】「上昇度はナンバーワン、一角崩しの刺客」 単勝オッズ“15倍”以上の妙味

■タイトルホルダー

競走中止となった天皇賞・春以来、5カ月ぶりとなった前走のオールカマーは、抜群のスタートを切って序盤から先手を奪い、主導権を握ったものの、最後はローシャムパークに交わされて僅差の2着に惜敗。ゴール手前では3着馬にも迫られていることから、往年の力を考えればやや物足りない内容だったが、それでもアクシデント明けだったことを思えば及第点の走りか。5歳後半に差し掛かったものの、前走内容だけで下降線と判断するには早い。

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今春は日経賞から始動。59キロを背負いながらも、横綱相撲で2着ボッケリーニ以下を1秒3もちぎってみせた。昨年は天皇賞・春でGI2勝目をマークすると、グランプリの宝塚記念でもレコードのおまけ付きで連勝。中長距離戦でのポテンシャルの高さは言わずもがなで、このメンバーに入っても脚力は決して見劣らない。

久々を叩かれて気配は順当に良化しており、上昇度はメンバー中ナンバーワン。前走の内容、そして東京の長いコースが懸念視されて評価を落としている感もあり、馬券の妙味もたっぷり。“2強”の一角崩しとしては最有力の刺客で、早め抜け出しからの押し切るシーンも十分ある。

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著者プロフィール

山田剛(やまだつよし)●『SPREAD』編集長
元・競馬月刊誌の編集長で、現在はスポーツの未来を読みとくメディア『SPREAD』の編集長。1995年マイルCSの16番人気2着メイショウテゾロの激走に衝撃を受けて以来、穴馬予想を追求し続けている。「ウマ娘」はゴールドシップ推し。