12月17日は阪神競馬場で2歳牡馬のマイル王を決める朝日杯フューチュリティS(GI、芝1600m)が開催されます。
元々は中山で行われていたGIですが、2014年以降は阪神が開催舞台です。同年以降の主な勝ち馬にアドマイヤマーズ、サリオス、ドウデュースら。勝ち馬のレベルが年々上昇している印象がありますね。
今回は2014年以降の過去データを基に、気になる騎手データを見ていきましょう。
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目次
■軸は川田将雅騎手で決まり
今年の朝日杯フューチュリティSに騎乗する騎手の中で、集計期間内に騎乗経験があるのは12騎手。各騎手のデータは次の通りです。

朝日杯フューチュリティSの騎手別成績(2014~22年)
データを確認すると一目瞭然ですが、4騎手の好走が目立つレースで、他騎手にはなかなかチャンスが巡ってきません。今年もその4騎手の中の誰かが勝利を収める可能性がありそうで、連対率順に見ていきましょう。
まず取り上げるのが連対率42.9%の川田将雅騎手です。今年は前日17時時点で1番人気のジャンタルマンタル(牡2、栗東・高野友和厩舎)に跨りますね。
2017年のダノンプレミアム(1番人気1着)、20年のグレナディアガーズ(7番人気1着)、22年のダノンタッチダウン(2番人気2着)で3度の連対があり、人気でも人気薄でも頼りになる騎手です。注目要素は騎乗馬の前走距離で前走マイル戦出走馬に騎乗した際は【1.1.0.0】の連対率100%。ダノンプレミアムとダノンタッチダウンが該当するデータです。
なお、今年騎乗予定のジャンタルマンタルはマイル重賞・デイリー杯2歳Sの勝ち馬で、熱いデータに合致。素直に軸扱いでいいでしょう。
■M.デムーロ騎手は人気次第
続いて川田将雅騎手に次ぐ連対率40%を記録するM.デムーロ騎手のデータを見ていきます。
同騎手は2015年のリオンディーズ(2番人気1着)、18年のアドマイヤマーズ(2番人気1着)で2勝を挙げていますね。注目要素は当日の人気で当日2番人気以内なら【2.0.0.0】の勝率100%。人気のM.デムーロ騎手なら買いと覚えておきましょう。
そんなM.デムーロ騎手が跨るのが前日17時時点15番人気のジューンテイク(牡2、栗東・武英智厩舎)。人気的に買いづらい馬ですが、本重賞の勝ち方を知る騎手が跨る以上押さえてみてください。
■武豊騎手は騎乗馬の前走着順に注目
さらに武豊騎手のデータを見ていきます。
2015年のエアスピネル(1番人気2着)、19年のタイセイビジョン(2番人気2着)、221年のドウデュース(3番人気1着)と3度の連対がありますね。
先の2騎手と同様に注目要素を探していくと前走着順に注目できそうです。前走1着馬に騎乗した際は人気不問で【1.2.0.3】の連対率50%を記録。先の3頭も該当するデータですね。
そして今年の朝日杯FSで同騎手が騎乗予定なのが前日17時時点4番人気の無敗馬エコロヴァルツ(牡2、栗東・牧浦)。コスモス賞出走以来4カ月ぶりのレースになりますが、連対まで期待できそうです。
■C.ルメール騎手は人気以下に終わるケース多発
最後に坂井瑠星騎手と人気馬に跨ることが多いC.ルメール騎手のデータを見ていきます。
坂井瑠星騎手は昨年のレースで1番人気のドルチェモアに跨り見事勝利。過去3回の騎乗でいずれも人気以上の着順に騎乗馬を導いていることから、買える騎手と判断できます。
同騎手は前日17時時点で7番人気のオーサムストローク(牡2、美浦・伊藤圭三厩舎)に騎乗予定。今年も人気以上の好走が見られるかもしれません。
一方、騎乗馬の人気を考えると結果に応え切れていないのがC.ルメール騎手です。2017年のタワーオブロンドン(2番人気3着)、18年のグランアレグリア(1番人気3着)で2度の3着があるものの、集計期間内の7鞍で人気を下回る着順が6回もあり、人気過剰であることは否定できません。
同騎手は前日17時時点で3番人気のダノンマッキンリー(牡2、栗東・藤原英昭厩舎)に跨りますが、データ上は軽視が妥当です。
以上、朝日杯FSの気になる騎手データでした。データ注目騎手は川田将雅騎手です。同騎手の1着に期待します。
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著者プロフィール
伊藤大輔(いとうだいすけ)●「UMAJIN.net」編集部
秋田県生まれ。スポーツ関連書籍出版社、競馬専門紙の勤務を経て、現在はUMAJIN .netでライティング、競馬データ解析等を担当。『SPREAD』では主観的要素の強い「馬体解析」と客観的なデータの蓄積である「騎手データ」から、注目すべき馬と騎手を取り上げていく。















