【朝日杯FS/WIN5予想】シュトラウスは“消し”想定2桁オッズ含む2頭 WIN3は前走逃げ馬「一点突破」

 

【朝日杯FS/WIN5予想】シュトラウスは“消し”想定2桁オッズ含む2頭 WIN3は前走逃げ馬「一点突破」

17日に朝日杯フューチュリティS(GI、阪神芝1600m)を含めたWIN5対象レースが行われる。

JRAが指定する5つのレースで1着馬を当てるWIN5は、過去に5億円超えの高額配当を記録したこともある、まさに夢の馬券。先週は的中票数233票、払戻金186万1490円と2週連続の好配当を記録した。

ここでは対象レースの過去10年データをベースに、WIN5を攻略する。

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■不安要素があるシュトラウスは消し

レース名の通り、将来有望な2歳馬によって争われるマイル戦。ここでは過去10年のうち、阪神開催となった2014年以降の9年間データより分析する。

人気傾向を見ると1~3番人気で7勝を挙げ、残り2勝は6番人気と7番人気。2桁人気がたびたび馬券内に好走することもあるが、優勝には届いていない。また現在のレース名となった2001年以降のデータを見ても9番人気以下の穴馬が優勝したことはなく、波乱が起こる可能性は低い。

今年の出走メンバーで上位人気が予想されるのは、ジャンタルマンタルシュトラウスダノンマッキンリーエコロヴァルツセットアップの5頭が有力。しかし前走距離別傾向を見ると、前走1400m組は【1.2.3.51】。前走1400mから優勝したグレナディアガーズは、2走前に1600mを経験しており、マイル未経験馬の戴冠はない。このデータを考慮すると人気上位一角のダノンマッキンリーには厳しいレースと言える。

シュトラウスは最終追い切りで、美浦・坂路新装後の最速タイとなる50秒4という脚力を見せたが、前進気勢が強く折り合いを欠く可能性が高い。もし折り合えなければ最後の坂道で失速する懸念もあり、不安要素が多い。

となれば一番不安要素が少ないのはジャンタルマンタルだろう。前走・デイリー杯2歳Sでは好位追走で最終直線に入り、上がり3F3位の末脚で2着馬に2馬身差をつけ勝利。今回も安定した走りで勝利する可能性は高い。

またエコロヴァルツとセットアップだが、脚質傾向を見ると逃げ馬の勝利はなし。馬券内も2016年以降入っておらず、基本的には厳しい。しかし、金曜日、土曜日と連日雨予報となっており、もし雨が残って時計がかかる場合はチャンスがある。特にセットアップは稍重馬場で行われた前走・札幌2歳Sで、終始ハナを譲らず4馬身差の圧勝。タフな馬場となれば、そのまま押し切る可能性を秘めている。

ここは無傷の3連勝を狙うジャンタルマンタルと、状況次第だが好配当が狙えるセットアップの2頭で攻略する。

■荒れ模様のディセンバーSは想定2桁人気も候補

今回警戒すべきは、WIN4中山11R・ディセンバーS。平均3連単配当額は48万9096円と波乱傾向。2021年は、1着に6番人気ローザノワール、2着に12番人気ヴァンランディ、3着に15番人気ソッサスブレイが入り、3連単は338万7730円の大荒れとなった。今回はここが山場と見る。

まずWIN1中山10R・北総Sは、人気傾向を見ると1番人気6勝、2番人気3勝、残り1勝は5番人気と、例年平穏な決着が続いている。特に1番人気は2019年から4連勝中と安定した成績を残している。ここは手堅く上位人気が予想される、ナチュラルハイ、レッドラパルマ、モズマゾクの3頭を押さえておく。

続くWIN2阪神10R・六甲アイランドSは2013年以降に芝1400mで行われた5鞍を参考に分析する。本レースではWIN1の北総Sとは打って変わり、1番人気が飛ぶ傾向にある。昨年も1番人気のメイショウホシアイが5着と馬券外に沈み3連単は20万6130円の大荒れとなった。脚質傾向を見ると先行3勝、差し1勝、追込1勝と基本は前だが、差し・追込も届きやすい。ここは先行力のあるベガリス、イティネラートルと、前走4角6番手から上がり3F3位の末脚を見せたルージュラテールの3頭で勝負する。

WIN3中京11R・コールドムーンSは、12月に中京ダ1400mで行われたオープンクラス及び3勝クラスの全7鞍を参考に分析する。脚質傾向を見ると逃げ2勝、先行1勝、差し4勝。追込は厳しい一方で逃げは勝率28.6%、連対率42.9%と好走する傾向にある。今回のメンバーでは、前走・オータムリーフSで逃げ切ったジレトールが、今回もハナを奪い押し切りそうだ。WIN3はジレトールの一点突破を狙う。

注目のWIN4中山11R・ディセンバーSは、中山芝1800mで行われた8鞍を分析。荒れる傾向が強い本レースの人気傾向を見ると、1~3番人気が6勝、4番人気が1勝、6番人気が1勝と、意外にも穴馬の戴冠は少ない。脚質傾向を見ると、逃げ2勝、先行3勝、差し3勝でやや前有利な傾向が強く、特に逃げ馬は波乱の立役者となりやすい。一方で追込は厳しく、後方に控える馬は基本的に消し判断で良いだろう。

今回のメンバーでは2走連続で逃げているバジオウ、前走・新潟牝馬Sで番手追走から4着とレースを経験する毎に着順を上げているフラーズダルムの2頭が狙い目と見た。波乱もあるWIN4は伏兵も含めた2頭で突破する。

WIN1:ナチュラルハイ、レッドラパルマ、モズマゾク
WIN2:ベガリス、イティネラートル、ルージュラテール
WIN3:ジレトール
WIN4:バジオウ、フラーズダルム
WIN5:ジャンタルマンタル、セットアップ

計36点

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文●塚本元気(SPREAD編集部)

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