目次
■ダノンマッキンリー
【中間調整】セレクトセール1歳において2億2000万円で落札され、前評判通りの2戦2勝とした同馬。9月4回阪神芝1400mの新馬を快勝し、2戦目も京都芝1400mの秋明菊賞を選択。好位抜け出しの初戦とは異なり出負けからじっくり後方で構え、直線大外から一気に弾け、2着馬に2馬身半差とこの距離としては圧勝の着差で制した。勝ち時計は1分20秒7と重賞クラス。
◆【朝日杯フューチュリティステークス2023予想/追い切り診断】ダノンマッキンリーを上回る「S」の最高評価 「GI制覇へ、まさに泰然自若」
2戦目のレースぶりで手応えを掴んだか、陣営はマイルGIに挑戦。短期放牧後はテンションを上げない程度の負荷で調整され、1週前には今回から手綱を握るC.ルメール騎手を背に栗東CWコースで追われ、4F58秒4-1F13秒3(馬なり)。時計を出すことより人馬のコンタクトを優先した。相変わらずハミ取りや口向きに課題を覗かせたが、鞍上が本番前に体験できた点は大きい。
【最終追い切り】14日木曜は福永祐一技術調教師を背に、再び栗東CWコースで追われ、4F53秒4-1F11秒2(馬なり)。道中しっかりとなだめながら直線に向き、軽く促されるとスイッチオン。レースで見せるようなこの馬特有の回転の速いフォームで鋭く伸びた。
【見解】先週まではテンションを上げないようソフト調整だったが、最終追いで最後の最後に見せたキレは躍動感に溢れ、目下の好調ぶりをアピール。福永技術調教師が道中の我慢から終いに活かす“緩急”を覚えさせつつ、1週前にはルメール騎手でコンタクトを取らせる。本番へ向け緻密なプランを組んでくる名門厩舎ならではのメニューには好感が持てる。過去に例のない初マイルでの2歳王者へ、期待は膨らむばかり。
総合評価「A」
朝日杯フューチュリティステークス2023 予想コラム一覧
馬券攻略ガイド
「重賞ウイナー2騎の追い切り評価は『SとB』で明暗」出走予定・枠順、予想オッズetc.
騎手データ
【騎手データ】ルメールJは「7鞍中6鞍で人気以下の着順」 軸は“連対率100%”の人馬
追い切り評価
【追い切り診断】ダノンマッキンリーを上回る「S」の最高評価 「GI制覇へ、まさに泰然自若」
【追い切り診断】重賞ウイナーがまさかの……辛口「B」評価 「最終追いの速い時計は誤算か」
【追い切り診断】想定“10人気”前後に激走予告の高評価 「精神面での完成度は一枚上」
データ分析
【データ攻略】“バッサリ切っても仕方ない” 人気一角に「0.0.0.16」の消し要素浮上
【データ攻略】“馬券内率80%”条件合致 「あっさり勝つ」可能性秘めたGI級候補
穴馬予想
【穴馬アナライズ】「ジャンタルマンタルに目を奪われがちだが……」 前日“10人気”前後の盲点
【穴馬アナライズ】「敗因は距離の壁にあらず、激流展開で再浮上」 想定“8人気”前後の伏兵
【穴馬アナライズ「上昇度はメンバー屈指、この人気なら買い」 単勝オッズ“2桁”確定の刺客
【WIN5予想】シュトラウスは“消し”想定2桁オッズ含む2頭 WIN3は前走逃げ馬「一点突破」
【危険な人気馬】無敗馬に勝率0%と「0.0.1.8」の消し要素 「簡単に飛びつけない理由」
12/16~17 重賞全頭診断
【朝日杯FS】想定8人気以下に「5.1.3.0」 “平凡な時計”でも軽視禁物
【ターコイズS】「勝率100%」条件合致で波乱の使者に 荒れるレースを制するのは
血統予想
【血統予想】想定8人気以下に単回収値「512」 波乱の使者になりうる穴馬は……
枠順傾向
【枠順】人気サイドに「0.0.0.19」の可能性 “馬券内率84%”手堅いデータに2頭が浮上
ローテ・脚質・過去10年データなど
【人気傾向】“馬券内率100%”の圧倒的軸候補とは…… シュトラウスは人気>着順の可能性
【前走ローテ】ダノンマッキンリーに“馬券内率0%” ベゴニア賞勝ち馬が2戦2勝の好相性
【脚質傾向】前走上がり順位で取捨可能 スタミナと末脚を兼ね備えた2歳王者候補は……
【随時更新中】芸能人・著名人の予想まとめ
芸能人・予想家の本命&注目馬まとめ 「GI本命3連勝中!絶好調◎をチェック」
著者プロフィール
西村武輝(にしむらぶこう)●フリーライター
競走馬の追い切り評価を専門として、ネットメディア中心に執筆を続けているフリーライター。現在、UMAJIN.net「競馬サロン」においては毎週の重賞出走全頭のレポートを執筆、担当。またプロレス関連業界にも関わっており、週刊プロレスや書籍等への寄稿歴もある。