今オフのMLBの移籍市場ではフリーエージェント(FA)となっていた大谷翔平投手がエンゼルスから、山本由伸投手がポスティング・システムでオリックスからそれぞれドジャースに加入。さらに、楽天から海外FA権を行使して松井裕樹投手がパドレスに移籍するなど日本人選手が存在感を見せている。
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■中継ぎへの配置転換で復調
一方で、2024年を迎えた現時点で新天地が決まっていないのがオリオールズからFAとなった藤浪晋太郎投手。メジャー1年目はアスレチックス、オリオールズで計64試合に登板し7勝8敗、防御率は7.18の成績だった。
先発から中継ぎへの配置転換やオリオールズ移籍が功を奏し復調の気配を見せた藤浪。最大の目玉とされていた大谷や山本の移籍先が決まり、FA市場が本格的に動き出しつつある今、藤浪がメジャー2年目をどの球団で迎えるのは一つの注目といえる。
さらに、DeNA、日本ハムからそれぞれポスティング・システムでメジャー移籍を目指している今永昇太投手と上沢直之投手。
今永は日本時間で12日午前7時が交渉の最終期限となっており、複数球団が獲得に関心を示し、最終局面に入っているとされる。また、上沢も同じく12日が最終期限となっており、日本からMLB挑戦を目指す両投手の新天地決定に向けて大詰めを迎える。
大谷を筆頭に日本人選手が市場を賑わす今オフのMLB。藤浪、今永、上沢の所属チームはどこになるのか。今後の行方が注目される。
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(Y.Imoto/SPREAD編集部)