JRAは19日、第65回アメリカJCC(GII、芝2200m)の枠順を発表した。
数多の重賞を経験し抜群の安定感を誇るボッケリーニは8枠12番、晩成開花のチャックネイトは8枠11番、紅一点のモリアーナは3枠3番から発走する。
◆【アメリカジョッキークラブカップ2024予想/追い切り診断】ボッケリーニを上回る「S」の最高評価 「陣営の“判断”が吉、勝ち負けに期待」
目次
■頭数が収まれば外枠に妙味
過去10年で5、6枠が2勝、他が1勝ずつ、連対数もどの枠も2連対はしており、枠による有利不利は影響しない傾向。3連対以上を記録しているのは5枠【2.1.1.14】、6枠【2.2.1.15】、7枠【1.2.1.16】で、こちらは若干優勢となっている。中山の内回りコースこそ枠の差が出やすいが、2200mの外回りコースなら大体フラットと考えていいだろう。
今年は12頭立て。比較的頭数が収まった14頭立て以下の年は、過去10年のうち5回あった。5回分の枠別成績を見てみると、6~8枠はどの枠も【1.1.1.7】で合わせて【3.3.3.21】勝率10.0%、複勝率30.0%、単勝回収値151、複勝回収値158を記録。一方、1~5枠が【2.2.2.26】勝率6.3%、複勝率18.8%。単複回収値はいずれも50前後と物足りない。
頭数が収まる際は、むしろ外枠に妙味が増す傾向だ。8枠に入ったボッケリーニとチャックネイトは少しでもオッズがもらえるならむしろ買い。
1~5枠においては、当日上がり3位以内の末脚を使えた馬は【2.2.2.2】をマークしており、中団からもしくはマクリ競馬ができた馬の好走が目立った。そういった脚質を考慮すると、マイネルウィルトス、ショウナンバシットあたりにチャンスがありそうだ。
アメリカジョッキークラブカップ2024 予想コラム一覧
特集・馬券攻略ガイド
◆【AJCC特集】出走予定・枠順、予想オッズ、過去10年データ・傾向「8歳以上は連対率0%」
◆【馬券攻略】芸能人・予想家の本命・注目馬予想まとめ 「前週1着ブローザホーンを指名でズバリ!」
騎手データ
◆【騎手データ】驚異の“勝率55%”&“単回収値205”で頭固定推奨 ルメールJに隠された好走条件も
追い切り評価
◆【追い切り診断】ボッケリーニを上回る「S」の最高評価 「陣営の“判断”が吉、勝ち負けに期待」
◆【追い切り診断】辛口評価「B」は……まさかの想定1人気 「絶好時ほどの気迫と切れは感じない」
◆【追い切り診断】重賞初挑戦でも高評価「A」の刺客 「中間からバリバリと負荷、時計も速い」
◆【追い切り診断】チャックネイトに迫る高評価「A」の妙味 「モチベーションや素軽さは依然キープ」
データ分析・傾向など
◆【データ激走馬】「ボッケリーニやモリアーナが飛べば、この馬が浮上」 単回収値「173」の妙味
◆【データ消去法】「勝ち馬ゼロの二重苦条件で食指は動かず」 1、2人気を争う一角に黄信号
◆【データ攻略】「穴党が狙っている」想定10人気以下 「3.1.0.2」合致で高配当候補に浮上
◆【データ攻略】4歳馬2頭に「馬券内率75 or 0%」の明暗 “バッサリ切る”候補は
◆【前走ローテ】チャックネイトに“馬券内率57%”の光明 前走GI組は巻き返し必至
穴馬予想
◆【穴馬アナライズ】「得意の中山コースなら、復活の一発があっていい」 単勝“6人気”前後の刺客
◆【穴馬アナライズ】「前走フロック視は禁物、この相手なら激走可」 想定オッズ“20倍”前後の穴馬
◆【WIN5予想】モリアーナ“消し” 雨で好走気配漂う前走大敗馬 東海Sは想定2桁人気も候補
◆【危険な人気馬】堅実派の年長馬に“馬券内率7.4%” 勝ち星ゼロの不安材料に続々該当
◆週末の雨予報で浮上するタフガイ 高齢馬「0.0.1.32」の取捨は……
今週の重賞「全頭診断」
◆【AJCC】「2.5.1.0」条件合致の古豪が本命候補 カギは道悪適性
◆【東海S】「6.1.1.1」合致の鉄板級軸候補 “死角なし”が大げさでない上がり馬
(SPREAD編集部)