今季ドジャースに入団した大谷翔平投手は、ここまで94試合に出場し打率.316、ナ・リーグトップの29本塁打、69打点、23盗塁、OPS1.035と圧巻の好成績。4度目のオールスターでは初の本塁打を記録するなど、最高の形で前半戦を締めくくった。
ここでは、前半戦で放った29本塁打の中から「自身キャリア最高」を更新した3本を紹介する。
◆大谷翔平にフォーシームは通じない ジャッジを超えた全打者トップを示す得点期待値「+16」
■スキーンズとの勝負で初の“100マイル攻略”
1本目は、6月18日(同19日)にロッキーズの本拠地クアーズフィールドで放った20号。中堅へ弾き返した打球は、今季のメジャー最長となる飛距離「476フィート(約145メートル)」を計測した。自身の中堅方向への本塁打では、2021年の470フィート(約143メートル)を超えて最長記録を更新。5月5日(同6日)にも3位の464フィート(約141.4メートル)のアーチを打っている。
2本目は、4月23日(同24日)のナショナルズ戦で右翼スタンドへ叩き込んだ6号。打球速度「118.7マイル(約191キロ)」の一打は、22年に記録した118.0マイル(約189.9キロ)の自身最速を更新する弾丸アーチとなった。
そして3本目は、6月5日(同6日)に怪物ルーキーのポール・スキーンズ投手(パイレーツ)から放ったインパクト抜群の15号。剛腕で知られるスキーンズの100.1マイル(約161.1キロ)のフォーシームを豪快に振り抜いた打球は、中堅バックスクリーン手前へ飛び込んだ。大谷が100マイル以上の投球を本塁打にしたのは、これが初めてとなった。
右ひじ手術のリハビリを続けながら打者に専念する今季は、過去最高とも言える力強い打撃が目を引く。シーズン後半、そしてポストシーズンにはどのような記録が生まれるか。今後の大谷からも目が離せない。
◆【実際の動画】大谷翔平がついに100マイル攻略!怪物右腕・スキーンズから放った豪快15号アーチをプレーバック!
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