第59回関屋記念(11日/GIII、新潟芝1600m)は過去10年で2桁人気馬の成績が【0.1.0.69】、3連単の配当10万円超えも2回のみとあまり大荒れにはならない傾向。しかしながら今年は最多勝利の中京記念組からの出走馬がゼロで混戦模様、例年とは異なる状況で少しのズレが大きな配当を生み出すかもしれない。
本記事では「穴馬をアナライズ(分析)する」をテーマに、関屋記念の穴馬候補をピックアップ。ここでは「サクラトゥジュール」を取り上げる。
◆【関屋記念2024予想/穴馬アナライズvol.1】前走快勝の勢いと「圧倒的有利」の展開で浮上 想定“6人気”以下の伏兵
■サクラトゥジュール
初重賞勝ちを飾った東京新聞杯以来、約6カ月ぶりの復帰戦。その前走は6番人気の伏兵評価で、直線では進路を探すシーンもあったが、前が開けると鋭い脚で抜け出し勝利している。負かした相手はホウオウビスケッツ、マスクトディーヴァなど、今秋のGI戦線で活躍が期待される強敵揃い。優秀な内容でこれを下したことは、高く評価していい。
昨年もこのレースに出走して9番人気6着。スタートで行き脚がつかずに後方16番手からの競馬を強いられると、直線では最速タイの脚で追い込むも、なかなか前が止まらない展開に泣き掲示板に一歩及ばなかった。流れがもう少しこの馬に向いていれば、複勝圏内争いまであっていい走りだった。
キャリア24戦のうち、左回りは9戦経験しており、【4.2.0.3】 と高い適性を示している。さらに芝マイルの持ち時計もメンバー中3位タイと、左回り&高速決着濃厚となるここは、おあつらえ向きの舞台と言える。休み明けとは言え軽視禁物の一頭で、前走だけ走れば馬券内の可能性は十分にある。
◆【関屋記念2024予想/穴馬アナライズvol.1】前走快勝の勢いと「圧倒的有利」の展開で浮上 想定“6人気”以下の伏兵
◆【関屋記念2024予想/危険な人気馬】マイル重賞ウイナーを消し 未知のコース、斤量差、そして“若さ”を考えれば「過大評価」