今季のワールドシリーズを4勝1敗で制し、世界一に輝いたドジャースが1日(日本時間2日)、米ロサンゼルスで優勝パレードを行った。選手たちは、青色のドジャース仕様に彩られた2階建てバスに乗り込み、歓喜のひとときに酔いしれた。
その後、ドジャースタジアムで催された優勝報告会では、大谷翔平投手や山本由伸投手ら主力選手が大観衆へ向かって感謝のメッセージ。FAとなったテオスカー・ヘルナンデス外野手は、涙ながらに思いの丈を伝えている。
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■レジェンド左腕カーショーも号泣「世界一の気分だ」
今季1年契約でドジャースに加わったヘルナンデスは、154試合に出場してキャリア最高の33本塁打を記録。オールスターにも選出され、ワールドシリーズ第5戦では劣勢から貴重な同点適時打を放つなど、勝負強い打撃でチームをけん引。故障者が続出した中でタフさも際立った。
ヘルナンデスは慣れない英語で「ありがとう..…」と切り出すも、感極まって言葉に詰まった様子。涙を拭いながら、「私は勝つためにここへ来た。ドジャースがその機会を与えてくれたんだ。君たちが私の夢を叶えてくれた。私をワールドチャンピオンにさせてくれて、本当にありがとう」と明かし、大歓声に応えてみせた。
また、通算212勝を誇る生え抜き左腕のクレイトン・カーショー投手も号泣。「こんな日をずっと待ち望んでいた。言葉が見つからないよ。みんな頑張った。自分はこのチャンピオンシップに何も貢献できなかったけれど、世界一の気分だ。ゴードジャース、生涯ドジャースだ」と絶叫。パンデミック下での2020年には行えなかった初めての優勝パレードを満喫し、選手オプションによる来季残留にも意欲を見せた。
ナ・リーグ西地区のドジャースは今季、98勝64敗のメジャー最高勝率で地区制覇。多くの故障者を抱えながらも、地区シリーズではパドレス、リーグ優勝決定戦ではメッツ、ワールドシリーズでは強豪ヤンキースを4勝1敗で退け、4年ぶり8回目の栄冠を掴み取った。
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