5日(日本時間6日)に左肩手術を受けたことが発表されたドジャースの大谷翔平投手。ブランドン・ゴームズGMは6日(同7日)に「来年の春季キャンプには間に合う」とコメントしたが、「投手・大谷」の復帰時期については明言を回避した。そんな中、米紙『USA TODAY』のボブ・ナイチンゲール記者が「4月登板」と伝えた。
◆「投手・大谷翔平」の復帰プロセスは軌道修正か 左肩の手術を受けてド軍GM示唆 米メディアも「来季開幕時の登板は期待していない」
■復帰時期についてド軍GMは明言避ける
ゴームズGMは、大谷が再びマウンドに上がる時期について「いつまでに間に合わせるとか、無理に期限を設定するつもりはない」と話し、リハビリを慎重に進めながら状態を確認していく姿勢を強調。「逆算して、10月にどれだけ投げられるか、そのためにはどうすべきか考えている」とし、ポストシーズンでの快投に期待し、シーズン序盤は無理させない方針であることを示唆した。
ただ、『USA TODAY』のボブ・ナイチンゲール記者は自身のX(旧ツイッター)を更新し、「ショウヘイ・オオタニは左肩関節唇断裂の手術を受けたため、来年3月に東京で行われるカブスとの開幕2連戦で登板する可能性は極めて低くなった」と指摘しつつ、「ドジャースは4月に登板可能だと楽観視している」と記した。
大谷はワールドシリーズ第2戦で盗塁を試みた際、左肩を脱臼。その際、関節唇を痛めていた。今回その修復手術を受けたことで、安静やリハビリが必要となるため、投手としての復帰プログラムも一時停止せざるを得ない状態となっているようだ。
■医療スタッフのリハビリプランに自信
米スポーツメディア『CLUTH POINTS』は、同記者の投稿を引用する形で記事を展開。「(開幕を告げる)東京シリーズは、オオタニがドジャースで投手デビューを果たすという絶好の舞台と見られていた。日本での投手復帰を期待する声は大きかったが、この遅れは世界中のファンにとってかなりの失望となった」と記し、「投手・大谷」の復活が後ろ倒しになることを嘆いた。
また、「球団は4月登板を楽観視している」という情報については、「楽観的でいられるのには理由があるのだろう。球団のコメントからは、回復プロセスと手術の効果に対する自信がうかがえる。高い専門知識で知られるチームの医療スタッフは、オオタニが完全な力を取り戻した上でマウンドに戻り、再び負傷するリスクを避けるため、詳細かつ慎重なリハビリプランを立てているはずだ」と推測した。
果たして、ドジャースファンが待望する復活のマウンドはいつになるのか。来季の注目ポイントとなりそうだ。
◆「投手・大谷翔平」の復帰プロセスは軌道修正か 左肩の手術を受けてド軍GM示唆 米メディアも「来季開幕時の登板は期待していない」