ヤンキースからフリーエージェント(FA)になったフアン・ソト外野手を巡り、進展があったようだ。米メディア『NJ.com』は26日(日本時間27日)、ドジャース、ヤンキース、メッツ、レッドソックス、ブルージェイズの5球団が正式オファーを提示し、新天地の最終候補になっていると伝えた。今後さらに交渉が行われ、絞り込みが行われる模様だ。
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■正式オファーを代理人に提示
『NJ.com』のランディ・ミラー記者は「ソトを巡る争奪戦は(オファーを出した)5球団に絞られた」とする関係者の話を紹介。最終候補に残ったのはヤンキース、メッツ、レッドソックス、ドジャース、そしてブルージェイズで、「先週末、代理人であるスコット・ボラス氏に契約オファーを提示した」と伝えた。
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米専門局『MLBネットワーク』のジョン・モロシ記者も同様の発信をしており、争奪戦が佳境を迎えていることは確かな模様。カブス、レンジャーズ、ジャイアンツ、エンゼルスなどは撤退した可能性が高いと報道されている。今後はさらに交渉が繰り返され、最終的に絞り込まれることになる。
■大谷が作った早期決着の流れ
気になる決断の時期は、12月9日(日本時間12月10日)から始まるウインターミーティング期間中が有力視されており、年越しとはならない見込み。昨オフFAとなった大谷翔平投手がドジャース移籍を表明したのが、昨年12月9日(同10日)であり、「ショウヘイ・オオタニが早期決着の流れを作った」と指摘するメディアもある。
先月26歳になった「若き天才」ソトは、すでにオールスターゲームに4回選出され、シルバースラッガー賞を5回受賞。2019年にはワールドシリーズの優勝も経験している。今季は157試合に出場して打率.288、41本塁打、109打点、OPS.988という活躍ぶりだった。
ソトの新契約は、大谷がドジャースと結んだ「10年総額7億ドル」に迫ると予想されており、条件面も大きな注目を集めている。
有力視されているのはヤンキース、メッツのニューヨーク2球団だが、世界一軍団ドジャースも虎視眈々。争奪戦の行方から目が離せない。
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