ヤンキースから今オフにフリーエージェント(FA)となったのがフアン・ソト外野手。移籍市場最大の目玉として各球団からの関心が寄せられ、そのなかにヤンキースも含まれているとされる。
そんななか、米メディアがソトを逃した場合の代替案を報じており、メジャー屈指の遊撃手の名前が挙がっている。
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■サンタンダーの名前も浮上
ソトは2024年シーズンに打率.288、41本塁打、109打点を記録。ヤンキースの地区優勝に大きく貢献し、ポストシーズンでも輝きを放った。まだ26歳という若さもあり、各球団がこの天才打者の獲得を窺っている。
米スポーツ専門局『ESPN』はソトの移籍先について、かねてからヤンキースとともに有力候補に挙げられるメッツを予想。理由として主力選手の高齢化を挙げ、フランシスコ・リンドーア内野手、ブランドン・ニモ外野手が31歳、ジェフ・マクニール内野手も32歳を迎えていることから、「26歳のソトは、マーク・ビエントスやフランシスコ・アルバレスとともにメッツの若い中心選手としてチームを作り上げていく」と主軸を担うと見立てている。
ヤンキースがソトの再獲得を逃した場合の代替案として名前を挙げたのが、ブルワーズからFAとなったウィリー・アダメス内野手。2024年シーズンは打率.251、32本塁打、112打点と記録するなどパンチ力を備え、遊撃手としては今オフの人気銘柄のひとりとなっている。
『ESPN』の記事内では、「ソトと契約しない場合どのような方向転換をするのか?」と切り出すと、「ヤンキースはソトのために用意されていた資金を複数の選手と契約するために使うだろう」と補強方針について言及。その筆頭候補にアダメスを挙げ、「アダメスは遊撃手から三塁手へ移す」とコンバートを提案し、ソトが守っていた右翼にはオリオールズからFAになったアンソニー・サンタンダー外野手が候補として挙がってくるとした。
ヤンキースにとっては今季逃した世界一を狙いに行く上で、アーロン・ジャッジ外野手とともに主軸を担える打者の確保は求められるところ。はたして、今オフにスラッガーを獲得することができるか。
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