ピート・アロンソ内野手は2016年にドラフト2巡目(全体64位)でメッツに指名されて以来、2019年には53本で本塁打王と新人王、22年には131打点で打点王のタイトルに輝くなど、同球団の顔のひとりとして活躍してきた。
今オフにフリーエージェント(FA)となり動向が注目されるなか、MLB公式が29歳スラッガーの最新情報を伝えている。
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■「当然ながらリストのトップ」
メッツは今オフ最大の人気銘柄であるフアン・ソト外野手の獲得に動いているとされ、同じくFAとなったアロンソの動向との兼ね合いが注目される。
MLB公式が現状について伝えており、「ピート・アロンソの市場はソトが契約するまでは発展しそうにない。メッツ、ヤンキース、レッドソックスなど、いくつかの大きな球団にとって、ソトがプランAであることを考えるとそれは驚くことではない」と言及。「ソト獲得に失敗したチームは、アロンソに割り当てる余剰資金を備えることになる」と2番手以降の候補としてアロンソは考えると見ている。
アロンソの移籍先候補については「当然ながらこのリストのトップにはメッツがいる」と再契約の可能性を示唆。「アロンソはクイーンズへの復帰が第1希望だと明言したことはないが、ニューヨークへの愛を頻繁に述べている」とこれまでの言動を振り返り、メッツへのチーム愛を持っているとしている。
それでも、メッツがソト獲得に成功した場合、他球団が獲得に動く可能性があるとみており、「メッツ以外ではヤンキースがアロンソにとって最もマッチする」と2024年のア・リーグ覇者を新天地に推奨。「アンソニー・リゾが去ったことでヤンキースは一塁に穴を抱えており、チーム内で穴を埋めきるのは難しい」と補強ポイントに合致するとしている。
ヤンキース以外にもナショナルズ、ジャイアンツ、マリナーズなどが新天地の候補に挙がってくると見られており、ソトの動向次第でアロンソの争奪戦にも発展する可能性を報じている。
アロンソの動向に影響を与えるソトの新天地は、9日(日本時間10日)から始まるウインターミーティング中に決まると見られており、そこから市場が動き出す可能性がある。はたして、メッツの生え抜きスラッガーは再契約か、それとも新天地を求めるのか。
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