米メディア『USA TODAY』のボブ・ナイチンゲール記者は10日(日本時間11日)、カージナルスのノーラン・アレナド内野手に関する記事を投稿。テキサス州ダラスで開催中のウインターミーティングの最新情報を取り上げた。
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■近年は衰えも見え始めるが……
IT'S A #WALKOFF SLAM FOR NOLAN ARENADO 🤯 pic.twitter.com/tlqkj0AOp3
— MLB (@MLB) August 22, 2024
ナイチンゲール記者は同日、「カージナルス、オールスター8回のノーラン・アレナドをトレードへ ――ただし『どこでもいいわけではない』」と題した記事を掲載。ゴールドグラブ賞10回を誇る、名三塁手アレナドのトレード情報に言及した。
メジャー12年目のアレナドは、今季152試合に出場し打率.272、16本塁打、71打点。ロッキーズ時代の2015年、16年、18年にはナ・リーグ本塁打王を獲得。イチロー氏に並ぶ、デビューから10年連続ゴールドグラブ賞のメジャー記録を持つ名三塁手だ。33歳を迎え、近年は走力に衰えが見え始めているが、今季のOAA(Outs Above Average)は+10で三塁手部門の3位にランクイン。平均よりどれだけアウトを奪ったかを示す指標では、健在ぶりを見せている。
■「勝てる球団を望んでいる」
記事では、アレナドの代理人ジョエル・ウルフ氏のコメントを引用。ウルフ氏は「適切な球団であれば真剣に検討する。ただし、どこでもいいわけではない。良いことが起きるのを望んではいるが、彼が家族を移してまで、進展のない移籍を承諾するわけではない。彼はキャリアの残り期間、今すぐにでも勝てる球団を望んでいる」と明かし、多くに対してトレード拒否権を放棄する用意があると柔軟な姿勢を示した一方、あくまでも勝てる球団が前提だと付け加えた。
移籍先候補にはレッドソックス、パドレス、フィリーズ、アストロズが含まれるとのこと。アレナドの第1希望とも伝えられているドジャースは、依然としてマックス・マンシー内野手を三塁手のスタメンにする方針で、大きな進展は見られない様子だ。
カージナルスは現在、予算削減を伴う緩やかな再建路線を辿っており、若手中心の起用が増えている。強打の三塁手を欲しがる球団は多く、今後も話題の中心に挙がりそうだ。
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