アストロズからFAとなっていたジャスティン・バーランダー投手が7日(日本時間8日)、ジャイアンツと1年契約を結ぶと発表された。『ESPN』のジェフ・パッサン記者ら米複数メディアが報じている。年俸1500万ドル(約23億7000万円)の1年契約になると見られている。
来月42歳を迎えるバーランダーは昨季、右肩痛などで17試合の登板に留まるなど、5勝6敗、防御率5.48と結果を残せなかった。
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■大エースの復活なるか
バーランダーは、2004年のドラフト1巡目全体2位でタイガースに入団。100マイルを超えるフォーシームを武器に、最多勝4回、最優秀防御率2回、サイ・ヤング賞3回と輝かしいキャリアを誇る、メジャー通算262勝を挙げている大ベテランだ。
近年はチェンジアップやスライダーなども駆使して、巧みな投球術で打者を打ち取る姿も見られる。年齢的な衰えもあるが、体調さえ万全であれば先発ローテーションの一角を務める力は十分に残されているだろう。
ジャイアンツと長年敵対関係にあるドジャースの地元メディア『ドジャース・ウェイ』のXは、「ドジャースファンは、彼がついに衰えていることを願うしかない」と投稿するなど、警戒感を強めている。
キャリアの大半をア・リーグで過ごしたバーランダーにとって、ナ・リーグ西地区の球団に所属するのは初めて。ドジャースやパドレス、ダイヤモンドバックスなど強豪ひしめく地区で復活なるか。
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