JRAは17日、第72回日経新春杯(GII、芝2200m)の枠順を発表した。
3連勝中の上がり馬ヴェローチェエラは7枠13番、エリザベス女王杯3着のホールネスは4枠7番、同コースの神戸新聞杯で逃げ切り勝利したメイショウタバルは3枠6番から発走する。
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■ほぼフラットも、外枠に妙味
例年、京都競馬場で行われる本レースだが、今年は中京開催でBコースが使用される。2021~23年はAコースだったが、今年はBコース替わり初週。傷みは全面的に出ており、コース替わりでも大きな変化はなさそうだが、このあたりは土曜の傾向を踏まえるのがベターではある。
中京開催時の過去3年において、1~4枠【5.4.6.33】、5~8枠【3.5.2.56】と、内外で大きな差はないものの、1枠【0.0.0.5】、8枠【0.0.0.6】と極端な枠では結果が出ていない。逃げ馬や後方勢の馬は合わせて【0.1.0.16】と、枠に限らず振るっておらず、脚質という点でも極端な場合は重い印は避けたい。
好走馬9頭はすべて上がり5位以内をマークしており、上がり最速馬は【1.1.1.0】、2位は【2.1.0.1】と上がり34秒後半から35秒台の持続力が求められる末脚勝負になりやすい。ちなみに2015年以降、Bコースを使用した中京2000m以上の古馬重賞、対象8レースで見ても上がり最速馬は【4.3.2.0】とパーフェクト。京都開催でも極端な脚質や上がり6位以下は振るっていないものの、馬券絡みは複数存在しており、中京開催では脚質にマッチした枠の効果が大きそうだ。
当日上がり5位以内の馬を枠別でみると、1~4枠【0.0.1.6】複勝率14.3%、複勝回収値は単勝72。5~8枠は【3.3.2.6】勝率21.4%、複勝率57.1%、回収値は単勝207、複勝295と、外枠勢の方が勝ち負けになりやすく、妙味も出てくる。ヴェローチェエラとショウナンラプンタは持続力のあるタイプ。外めの枠を嫌われて少しでもオッズが上がるようなら、さらに狙える。穴めならキングズパレスも持続型、スタート次第で3着浮上があっても驚けない。
ちなみに馬番で見ると、偶数番【3.2.2.16】、奇数番【0.1.1.21】と、偶然かもしれないがくっきりと明暗が分かれる。中京2200mコースは、正面スタンド前直線をほぼ目いっぱい使い、コーナー4つを回る。発馬がしやすい後入れの偶数番は、スタートが決まれば、坂があるスタンド前の直線で好ポジションを取り、その後の周回でも体力と末脚の温存がしやすいことが関係していそうだ。迷った際は馬番で上げ下げしてみても。
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