日経新春杯は京都開催の昨年こそ、1→4→3番人気で決したが、中京開催の2021年から23年の3年間は伏兵が馬券内へ突入。
2021年には13番人気のミスマンマミーアが2着に突っ込み、23年は10番人気のキングオブドラゴンが入った。再び中京開催の今回、下位人気にも重賞好走馬が多く、アプローチ次第では高配当も狙えるメンバー構成だ。
本記事では「穴馬をアナライズ(分析)する」をテーマに穴馬候補をピックアップ。ここでは「サトノグランツ」を取り上げる。
◆【日経新春杯2025予想/データ攻略】メイショウタバルとヴェローチェエラの「買い or 消し」 人気予想の4歳馬で“切る”候補は
■サトノグランツ
3歳時には京都新聞杯を制した後の日本ダービーで11着、秋も神戸新聞杯を制した後の菊花賞で10着と、大一番で結果を出せない同馬。その後はGIIでも善戦止まりだが、いずれも大きく崩れず、むしろ安定味を感じさせる戦績を辿っている。
要するに「連戦」に弱いということか。陣営もその傾向を踏まえ、日本馬キラー・レベルスロマンスに完敗したカタールのGIII・アミールトロフィー以降はじっくりと間隔をあけてのローテを徹底。今回も京都大賞典から3カ月半と完全にリフレッシュ、11月上旬から丹念に乗り込まれ、昨秋には「スピード違反」と武豊に言わしめたドウデュースの調教パートナーを務めた。
あとは相手関係だが、昨年の同レースはトップハンデで勝ち馬ブローザホーンに0秒3差なら上出来であり、目黒記念と京都大賞典は決め手に屈したかたち。層の厚い4歳世代が揃ったが重賞2勝の実績はここに入れば見劣りせず、上がりを要する今の中京芝なら持ち前の堅実な脚で浮上できる。
前売りは単勝オッズ30倍近くの10番人気前後。実績のわりに過小評価は間違いなく、これなら「買い」の一手だ。
日経新春杯/京成杯2025 予想コラム一覧
特集
◆【日経新春杯/京成杯2025予想】芸能人・予想家の本命・注目馬予想まとめ フェアリーS・9人気3着エストゥペンダ指名で予想デビュー
◆【日経新春杯2025】大口投票パトロール ショウナンラプンタに複勝「100万円」 好メンバー揃った注目GIIは4歳に支持集まる
◆【日経新春杯2025予想】過去10年のレース結果・配当・血統まとめ 傾向分析に使えるお役立ちデータ
◆【京成杯2025予想】過去10年のレース結果・配当・血統まとめ 傾向分析に使えるお役立ちデータ
追い切り診断
◆【追い切り診断】“打倒ヴェローチェエラ”一角に「S」の最高評価 自身最高の切れを披露し「心身ともグンと上昇」
◆【追い切り診断】重賞好走馬に辛口「B」評価 「本来の動きから劣る」攻め内容で体調面はギリギリか……
◆【追い切り診断】想定“10人気前後”に高評価「A」 底知れぬポテンシャルに「絶好の攻め気配」で上位争い十分
データ分析・過去10年傾向
◆【枠順傾向】ほぼフラットな傾向も、持続力タイプの外枠勢なら「馬券内率57.1%」に複回収値295の“旨み”
◆【データ攻略】「3.1.1.3」該当の人気盲点 「単勝を握りたいロマン砲」が重賞初Vに虎視眈々
◆【データ攻略】メイショウタバルとヴェローチェエラの「買い or 消し」 人気予想の4歳馬で“切る”候補は
◆【前走ローテ】菊花賞組から“ファーストチョイス”となる軸馬 3勝クラス組に「2.3.1.4」の垂涎データ
◆【高配当メソッド】2人気以内が7勝も、中京開催なら3回中2回で“2桁人気が連対”など波乱含み