JRAは21日、第42回フェブラリーS(GI、ダ1600m)の枠順を発表した。
連覇を狙うペプチドナイルは6枠11番、武蔵野Sを制しダートで連対率100%を誇るエンペラーワケアは1枠1番、根岸Sを勝利し一気の戴冠をGI狙うコスタノヴァは5枠9番から発走する。
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■紐荒れは2~4枠から発生
過去10年、最多の3勝を挙げているのは2枠で【3.0.2.14】勝率は15.8%でトップ。続いて4枠【2.2.2.14】、6枠【2.0.1.17】で、いずれも勝率10.0%。勝ち星がないのは8枠と1枠。8枠は【0.3.0.17】と2着は3回あるものの、1枠は【0.0.0.19】と全滅。GIに格付けされた1997年以降で見ても、1枠は【1.2.3.46】。勝率1.9%、複勝率11.5%は群を抜いて悪い成績。エンペラーワケアは1997年以降、【0.1.1.25】でいまだ勝利がない1枠1番に入ってしまった。データを覆せるか。
先行馬が6勝を挙げる本レース、頭は強力な先行馬を狙うべきだろう。当日、逃げ・先行した馬【7.2.2.40】を馬番別で見ると、3~9番枠が【6.0.1.17】、10番より外は【1.2.1.15】と、1枠を除く内めの枠から前につけた馬が力を発揮しやすい。2、3着が多い中団以下の差し・追込み勢に関しては、1枠以外に大きな差はなく来ている。今年は先行馬が内めの枠に集中した。ペプチドナイルは11番枠となってしまったが、この馬にとっては内で被されるより断然良いだろう。
5番人気以内【9.8.5.28】を枠別に見ると、単複回収値ともに100以上を記録しているのは6枠【2.0.1.4】で単勝192、複勝121。ペプチドナイルとサンライズジパングは重い印が必要そう。単勝回収値が100以上を記録しているのは2枠で【3.0.0.4】勝率42.9%で単回収値148。複勝率、複勝回収値が高いのは4枠と5枠で合わせて【2.3.3.3】複勝率72.7%、複回収値148をマーク。コスタノヴァが軸候補か。続くのが7枠と8枠で合わせて【1.4.0.6】複勝率45.5%、複回収値104。ミッキーファイトは追い込んで2着といったシーンも十分ありえる。
人気サイドの中でも1枠は【0.0.0.5】で、それ以外だと3枠も【1.1.1.6】と微妙だ。6番人気以下だと、6枠より外は【0.1.0.41】と振るわず、2~4枠なら【1.1.5.45】と3着でケアしたいところ。全体像としては、2、4、5枠が高値安定で、6~8枠は連対ありも3着が少ないといった傾向になる。
8枠15番のガイアフォースは当日6番人気以下だとデータ的に厳しいものの、鞍上の長岡騎手は2020年、8枠15番のケイティブレイブを2着に持ってきており、やはり不気味な存在。内めの枠なら、ドゥラエレーデやサンデーファンデーに加えて、ウィリアムバローズ、アーテルアストレアあたりを紐で押さえるのがベターだろう。
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