【テニス】大坂なおみ、全仏制覇に向けて「ライバル」は誰なのか 有力選手の実力を徹底分析

 

【テニス】大坂なおみ、全仏制覇に向けて「ライバル」は誰なのか 有力選手の実力を徹底分析
世界ランク1位のアシュリー・バーティー(C)Getty Images

■昨年の全仏覇者は上々の仕上がり

そして昨年の全仏覇者であり、シンデレラガールとしてテニス界を賑わせている19歳、イガ・シフィオンテク(ポーランド)。この1年でツアー2勝を果たし、先日のイタリア国際での優勝を機にランキングもトップ10入り。決勝では元世界ランキング1位のカロリーナ・プリスコバ(チェコ)に6-0、6-0と圧勝し、驚異の集中力と周りを驚かせた。「試合が終わるまでスコアを分かっていなかった」という無我の境地に入ったプレーは、アンフォーストエラーも少なく圧巻の攻撃である。

昨年の全仏でも全試合ストレート勝ちを記録し、大会での失ゲーム数が28とグランドスラム初優勝まで苦労なく駆け上がったようにさえ感じた。もしかすると今回もあっさり優勝してしまうのだろうか?と思わせるほど、前哨戦で良い仕上がりを見せている。

相手の返球に対して予測が良く、より速く時間を奪いにかかれるプレーは今年も注目の的だ。優勝候補として見られることに対して「覚悟はしている。大事なのはこれまでと同じルーティーン」とリラックスして全仏に臨む。

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著者プロフィール

久見香奈恵
1987年京都府生まれ。10歳の時からテニスを始め、13歳でRSK全国選抜ジュニアテニス大会で全国初優勝を果たし、ワールドジュニア日本代表U14に選出される。園田学園高等学校を卒業後、2005年にプロ入り。国内外のプロツアーでITFシングルス3勝、ダブルス10勝、WTAダブルス1勝のタイトルを持つ。2015年には全日本選手権ダブルスで優勝し国内タイトルを獲得。2017年に現役を引退し、現在はテニス普及活動をはじめ後世への強化指導合宿で活躍中。国内でのプロツアーの大会運営にも力を注ぐ。

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