【京都記念/追い切り診断】エフフォーリアを上回る最高評価「S」 「前走時より上昇し絶好調」

 

【京都記念/追い切り診断】エフフォーリアを上回る最高評価「S」 「前走時より上昇し絶好調」

■プラダリア

【中間調整】昨年春は青葉賞を勝ち、超豪華メンバーだった日本ダービーでは5着に健闘。それを考えれば秋の2戦が案外だったが、夏負けがあったのか牧場で順調さを欠き、帰厩後も本調子になかったようだ。仕切り直しだった前走・日経新春杯ではメンバー最速の末脚からクビ+クビ差の3着と復調ぶりをアピール。反動がなかったことから、前走直後に京都記念への進出が決定した。中間は在厩で調整。1月29日に坂路で初時計を出したが、かなり渋った馬場のなかラスト2F13秒6-13秒5(馬なり)と脚は止まらなかった。1週前追いには負傷から戦線に復帰する主戦・池添謙一騎手が跨りCW単走。終いはしっかり負荷を掛け、この馬らしい推進力あふれる走りを見せた。

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【最終追い切り】レース当週も池添騎手が騎乗し、CW単走。先週ある程度の負荷は掛かっており、ここでは鞍上が感触を確かめる程度の終い重点の内容消化となった。直線では馬自ら重心を沈めて加速、鞍上がもう1枚ギアを上げるべく仕掛けるとスッと反応してさらに伸びた。

【見解】前走時である程度仕上がっていたようだが、1回使って体調面がさらに上がってきたようだ。その感触を楽しむように鞍上が手加減することなく仕掛けており、心身ともに充実といった感がある。人馬の意思疎通ぶりも文句なし。前走時よりさらに上昇し、目下絶好調か。

総合評価「S」

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著者プロフィール

西村武輝(にしむらぶこう)●フリーライター
競走馬の追い切り評価を専門として、ネットメディア中心に執筆を続けているフリーライター。現在、UMAJIN.net「競馬サロン」においては毎週の重賞出走全頭のレポートを執筆、担当。またプロレス関連業界にも関わっており、週刊プロレスや書籍等への寄稿歴もある。