【札幌記念/穴ライズ】前日“8人気”前後の伏兵 「ダノンベルーガより重い印を打ちたくなる存在」

 

【札幌記念/穴ライズ】前日“8人気”前後の伏兵 「ダノンベルーガより重い印を打ちたくなる存在」

■ヒシイグアス

今年で7歳を迎え、3月に行われた中山記念から始動。うまく中団で脚を溜めて直線を迎えると、馬群を割るように力強い伸びを見せ、最後は大外から迫るラーグルフの強襲を0秒1凌いで重賞3勝目を飾ってみせた。中間には重度の熱中症にかかったことで8カ月ぶりの実戦となり、馬体重もプラス14キロと大きく増やしていたが、走りには影響がなかったようだ。

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待望のGI勝ちがかかった前走の大阪杯は、5番手で流れに乗るも、直線では脚色がいっぱいになり7着でゴール。やや不可解な敗戦となったが、敗因を探るとすれば、中山記念から間隔が短かったことに加え、マイナス18キロは減りすぎたか。

前走後は香港遠征の予定だったが、体調が整わずに自重。札幌記念に照準を定めてから、じっくりとここまで調整を重ねてきた。4カ月半ぶりとなるが、鉄砲実績も豊富で、間隔を空けたほうがいいタイプだけに問題なし。昨年の宝塚記念、そして2021年の香港Cではいずれも2着の実績から、ここで足りないということはなく、1週前追いでモタついた同厩ダノンベルーガより重い印を打ちたくなる。

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著者プロフィール

山田剛(やまだつよし)●『SPREAD』編集長
元・競馬月刊誌の編集長で、現在はスポーツの未来を読みとくメディア『SPREAD』の編集長。1995年マイルCSの16番人気2着メイショウテゾロの激走に衝撃を受けて以来、穴馬予想を追求し続けている。「ウマ娘」はゴールドシップ推し。