JRAは22日、第54回高松宮記念(GI、芝1200m)の枠順を発表した。
昨年7枠から2着したナムラクレアは2枠3番、GI初挑戦のルガルは3枠6番、重賞2連勝中のトウシンマカオは3枠5番から発走する。
◆【高松宮記念2024予想/追い切り診断】ナムラクレア超える「S」評価 「研ぎ澄まされた前走よりさらに数段上」
目次
■力を発揮しやすいのは内枠
過去10年、最多3勝を挙げているのが2枠【3.2.1.14】勝率15.0%でトップ、複勝率30.0%でトップタイ。複回収値も170と優秀。12番人気セイウンコウセイの2着以外、好走馬はすべて4番人気以内で【3.1.1.1】勝率50.0%、複勝率83.3%を記録する。不利が少なく人気馬が力を発揮しやすい枠と言えるだろう。今年はナムラクレアが好枠をゲット。これまで同様に大崩れは考えにくい。
2勝を挙げるのは3枠【2.1.0.17】と7枠【2.2.0.26】。3枠は2018年以降、馬券絡みがないが、14年コパノリチャードや17年セイウンコウセイの勝利、16年2着のミッキーアイルと、当日先行できた馬が【2.1.0.2】と結果を残している。ゲートが課題もここ2戦いいスタートが切れているルガルは好勝負が期待できそうだ。
一方、7枠は昨年ファストフォースとナムラクレアがワンツー、2021年にダノンスマッシュが差して勝利しており、外差し馬場なら評価を上げたい。今回7枠に入った馬であれば、脚質を考慮するとママコチャとディヴィーナが控えて、当日馬場が向くようなら好走のチャンスはあるかもしれない。
■3着食い込み警戒は真ん中枠
複回収値100以上をマークするのは4枠【0.2.4.14】複勝率30.0%、回収値396と、5枠【1.1.3.15】複勝率25.0%、回収値274。この2つの枠を合わせて、中団から競馬をした馬が【1.3.6.10】複勝率50.0%、回収値445をマーク。真ん中枠は揉まれやすく、直線で進路を探すのに苦労するシーンもしばしばあるため、勝ち切るには厳しい枠だが3着なら可能性十分となっている。GI勝ち実績のあるシャンパンカラー、鞍上の進言でスプリントに挑戦するソーダズリングは不気味な存在。食い込みには警戒したい。
また6枠は【0.0.0.20】でいわゆる死に枠。2020年以降、高松宮記念を除くOPクラスの中京1200m戦成績を見ても、6枠は【1.0.3.29】で連対率3.0%、複勝率12.1%と、もっとも悪い成績。7枠と8枠が比較的馬券絡みが多い点を考慮すると、自身の外から速い馬が押し寄せて、位置取りが難しくなりやすいことが影響していそうだ。メイケイエールとロータスランドは厳しい枠に入ってしまったか。いずれもここがラストランだが、無事に悔いなくレースを終えてもらいたい。
■高松宮記念2024 予想コラム一覧
馬券攻略コラム
【馬券攻略ガイド】過去10年傾向、予想オッズetc.「追い切り評価はルガルとナムラクレアで明暗」
【まとめ】芸能人・予想家の「高松宮記念」本命・注目馬予想一覧 「GI連勝を狙う、気になる本命◎は?」
【まとめ】大口投票・異常オッズパトロール「ルガルの複勝に120万円か」
【高配当メソッド】3連単449万円の夢馬券も 「馬場不問で波乱」“ざらにある”2桁人気の激走に警戒
追い切り評価
【追い切り診断】ナムラクレア超える「S」評価 「研ぎ澄まされた前走よりさらに数段上」
【追い切り診断】ルガルに迫る「A」評価 「GI獲りへ機が熟したか、絶好の状態を維持」
【追い切り診断】初スプリントの想定“10人気前後”に高評価 「さっそく結果を残しても不思議ないデキ」
【追い切り診断】実力トップクラスが3歳馬に半馬身遅れ……辛口「B」評価 「本番までにガラッと変わる要素少ない」
データ分析・過去傾向
【データ攻略】牝馬2頭は「かたや鉄板級、かたや即消し級」 短縮ローテ馬の“エグい明暗”
【データ攻略】人気一角に「2.3.1.2」条件合致 「向こう2年はこの馬で大丈夫」の驚愕パフォに評価急上昇
【全頭診断】「3.1.0.0」該当2頭が馬券軸候補 ルメール騎乗トウシンマカオは“消し”も
【血統予想】「2.1.2.3」を生む“意外な”母父 「想定8人気以下」が軸候補に
【前走ローテ】ママコチャはGI馬2頭も敗れた“勝ち星ゼロ”に該当 穴候補は過去「278万馬券演出」の刺客
穴馬予想
【穴馬アナライズ】「終わったとの判断は早計、13人気3着トゥラヴェスーラの再現も」 想定“10人気”以下の爆穴
【穴馬アナライズ】「ママコチャとの比較で過小評価、今回は馬の状態が違う」 想定“6人気”前後の伏兵
【穴馬アナライズ】「王者不在のスプリント路線、激走の歴史は繰り返す」 単勝オッズ“20倍台”で妙味たっぷり
35.9%→55.6%→100% 降れば降るほど馬券内率UPの“道悪血統”に穴党熱視線
【危険な人気馬】前走重賞Vも“消し” 「0.0.0.9」のステップ、「0.0.0.3」の中京で凡走パターン濃厚
その他記事
【調教後馬体重】ナムラクレアに“勝率1.5%”昨年同様なら黄信号 「勝ち負けは480キロ以上」
5年ぶりのルメール参戦に“ニヤリ”の陣営とは 「世間は不可解なローテと思うけど……」
(SPREAD編集部)