【高松宮記念/追い切り診断】ルガルに迫る「A」評価 「GI獲りへ機が熟したか、絶好の状態を維持」

 

【高松宮記念/追い切り診断】ルガルに迫る「A」評価 「GI獲りへ機が熟したか、絶好の状態を維持」

■トウシンマカオ

【中間調整】一昨年11月の京阪杯で重賞初勝利。以降スプリント重賞の常連として活躍を続けている。昨年は高松宮記念が特殊な馬場かつ外枠の不利もあり15着と崩れ、秋のスプリンターズSは熱発から見送りとGIには縁がなかった。しかし11月の京阪杯を勝って連覇達成、前走・オーシャンSも制しここまで重賞2連勝。あらためてのGI獲りへ機が熟した感はたっぷりだ。

◆【高松宮記念2024予想/追い切り診断】ナムラクレア超える「S」評価 「研ぎ澄まされた前走よりさらに数段上」

前走からは中2週となるので中間は滞在で調整。17日の日曜ウッド追いが中間の初時計で、まったくの楽走ながら滑らかに加速はできており、反動はなさそう。

【最終追い切り】レース当週はウッド単走。中2週を考慮し、リラックスして走らせることを主眼に置いたような内容となった。直線に入って口向きの悪さを見せたが、許容範囲。促されたラストでは四肢を大きく伸ばして豪快に加速できていた。

【見解】中2週は自身初だが、スワンSから中3週だった昨年秋の京阪杯を快勝しており、詰まったローテでも問題なく走れるタイプ。いつもの併せ馬仕上げではなく単走を選択してきたが、前走からの好状態を変にいじくるよりは……の判断で精神面の安定を第一に考えた策だろう。最終追い単走でも重賞勝ち経験はあるし、とにかく絶好に思えた前走の状態を維持できているのがなにより。枠は3枠5番、鞍上はC.ルメール騎手なら、3連勝でのGI勝ちがあっていい。

総合評価「A」

■高松宮記念2024 予想コラム一覧

馬券攻略コラム

【馬券攻略ガイド】過去10年傾向、予想オッズetc.「追い切り評価はルガルとナムラクレアで明暗」

【まとめ】芸能人・予想家の「高松宮記念」本命・注目馬予想一覧 「GI連勝を狙う、気になる本命◎は?」

Advertisement


【まとめ】大口投票・異常オッズパトロール「ルガルの複勝に120万円か」

【高配当メソッド】3連単449万円の夢馬券も 「馬場不問で波乱」“ざらにある”2桁人気の激走に警戒

追い切り評価

【追い切り診断】ナムラクレア超える「S」評価 「研ぎ澄まされた前走よりさらに数段上」

【追い切り診断】初スプリントの想定“10人気前後”に高評価 「さっそく結果を残しても不思議ないデキ」

【追い切り診断】実力トップクラスが3歳馬に半馬身遅れ……辛口「B」評価 「本番までにガラッと変わる要素少ない」

データ分析・過去傾向

【枠順傾向】「勝率5割」のナムラクレアはリベンジ叶うか 馬券内率50%、複回収値445の好枠に“不気味”な穴馬

【データ攻略】牝馬2頭は「かたや鉄板級、かたや即消し級」 短縮ローテ馬の“エグい明暗”

【データ攻略】人気一角に「2.3.1.2」条件合致 「向こう2年はこの馬で大丈夫」の驚愕パフォに評価急上昇

【全頭診断】「3.1.0.0」該当2頭が馬券軸候補 ルメール騎乗トウシンマカオは“消し”も

【血統予想】「2.1.2.3」を生む“意外な”母父 「想定8人気以下」が軸候補に

【前走ローテ】ママコチャはGI馬2頭も敗れた“勝ち星ゼロ”に該当 穴候補は過去「278万馬券演出」の刺客

穴馬予想

【穴馬アナライズ】「終わったとの判断は早計、13人気3着トゥラヴェスーラの再現も」 想定“10人気”以下の爆穴

【穴馬アナライズ】「ママコチャとの比較で過小評価、今回は馬の状態が違う」 想定“6人気”前後の伏兵

【穴馬アナライズ】「王者不在のスプリント路線、激走の歴史は繰り返す」 単勝オッズ“20倍台”で妙味たっぷり

35.9%→55.6%→100% 降れば降るほど馬券内率UPの“道悪血統”に穴党熱視線

【危険な人気馬】前走重賞Vも“消し” 「0.0.0.9」のステップ、「0.0.0.3」の中京で凡走パターン濃厚

その他記事

【調教後馬体重】ナムラクレアに“勝率1.5%”昨年同様なら黄信号 「勝ち負けは480キロ以上」

5年ぶりのルメール参戦に“ニヤリ”の陣営とは 「世間は不可解なローテと思うけど……」

著者プロフィール

西村武輝(にしむらぶこう)●フリーライター
競走馬の追い切り評価を専門として、ネットメディア中心に執筆を続けているフリーライター。現在、UMAJIN.net「競馬サロン」においては毎週の重賞出走全頭のレポートを執筆、担当。またプロレス関連業界にも関わっており、週刊プロレスや書籍等への寄稿歴もある。