【神戸新聞杯/穴ライズ】前日“単勝8人気”前後に妙味 「脚質転換と体質改善」で炸裂する最速の末脚

【神戸新聞杯/穴ライズ】前日“単勝8人気”前後に妙味 「脚質転換と体質改善」で炸裂する最速の末脚

第72回神戸新聞杯(9月22日/GII・中京芝2200m)は、今回と同じく中京競馬場で開催された2020年から22年の3年間では3連複がすべて万馬券、3連単は2022年に45万3670円の高配当が出るなど、一波乱の可能性もある重賞。今年も穴馬台頭に期待が持てる。

本記事では「穴馬をアナライズ(分析)する」をテーマに穴馬候補をピックアップ。ここでは「ヴィレム」を取り上げる。

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■ヴィレム

今年初戦のすみれSでは、2番手から勝機を窺うも、最後は伸びを欠いて8着に敗れた。その後、2カ月半の休養を挟んで挑んだダービートライアル・プリンシパルSでは、これまでの先行策を一転させ、後方で脚を溜めて直線勝負に賭けると、上がり最速の脚で4着に食い込んでいる。レース後、鞍上は「走りのバランスがまだ悪い」と指摘しており、この馬には成長の余地が残っていることを強調していた。

6月の前走・1勝クラスでは、後方待機から直線で鋭く脚を伸ばし、スティンガーグラスとの追い比べを制して2勝目をマーク。2着馬は先週のセントライト記念で5着に好走しており、レースのレベルは決して低くなかった。課題だったフットワークも改善されており、今回の勝利は、この馬が本来持っている力を発揮したものだと言える。

エンジンの掛かりが遅いことから広いコースが向いており、初となるが中京コースは歓迎。さらに、メイショウタバルが引っ張る流れになれば、この馬の決め手が活きる可能性も高く、レース展開も向きそうだ。「脚質転換」と「体質改善」でレベルアップした今、上位争いに加わってくるシーンがあっていい。

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