JRAは24日、第170回天皇賞・秋(GI、芝2000m)の枠順を発表した。
三冠牝馬のリバティアイランドは7枠12番、国内GI初挑戦のレーベンスティールは8枠14番、秋古馬3冠ローテを歩むドウデュースは4枠7番から発走する。
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■人気サイドは内枠優勢
過去10年、最多の4勝を挙げるのが4枠で【4.0.1.13】勝率22.2%。8枠が0勝で他が1勝ずつを挙げており、群を抜く勝ち星となっている。このうち2番人気以内が【4.0.0.1】勝率80.0%、単勝回収値244を記録。強い馬が力を発揮しやすい枠と言えるだろう。ドウデュースは好枠をゲット。昨年のリベンジに期待が高まる。
唯一、連対馬ゼロなのが8枠で【0.0.2.21】複勝率8.7%。外枠が嫌われ当日4番人気以内は不在で、3着馬2頭はいずれも6番人気の2015年イスラボニータ、16年ステファノス。C.ルメール騎手は2016年、当時6歳のラブリーデイ(5人気)で8枠15番から9着と、年齢を考慮すれば度外視可能だが、2014年は7枠15番枠から1番人気イスラボニータで3着。やはりルメールでも外枠からの競馬は簡単ではない。
また東京2000mで行われた過去37回で見ても、8枠は【3.1.5.85】複勝率9.6%、複勝回収値19と試練の枠。最後に勝ったのは2003年シンボリクリスエス。その前が1989年スーパークリーク。レーベンスティールの能力はシンボリクリスエス級なのか、慎重に検討するべきだろう。
2着数が多いのは1枠で【1.3.0.11】だが、2番人気以内が【1.3.0.1】。それを思えば1着1回は物足りないと言っていい。府中の2000mはスタート後、一部ラチがなくなる箇所があり、その際に外の馬が押し寄せるなど、ややレースのしにくい枠でもあり、強い馬とそこに跨る一流ジョッキーだからこそ連対を確保しているようにも映る成績だ。一見好枠に見えるが、3番人気以下は【0.0.0.10】で、ベラジオオペラは意外にも難しい枠に入った。
1、2番人気が強い本レース、2番人気以内で見ると1~4枠が【5.3.0.3】、5~8枠が【3.0.3.3】。勝率や連対数から4枠より内が優勢。リバティアイランドは7枠だが、かつてアーモンドアイやウオッカが勝利したのもオレンジ帽。偉大なる先輩に続けるか注目したい。
一方、3~9番人気は1~4枠が【2.1.2.29】複勝率14.7%、5~8枠が【0.5.4.27】複勝率25.0%と、実数にしても5枠より外が優勢となる。勝ち星こそないが、2、3着の筆頭は外枠からピックアップするのが賢明。好走馬は差し馬が目立っており、キングズパレス、ダノンベルーガ、ジャスティンパレスあたりは馬券内があってもおかしくない。
ちなみに1~4枠においては馬体重500~519キロが【2.0.2.6】複勝率40.0%。昨年から成長を遂げたノースブリッジも軽視はできない。
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